27日の米国市場ダイジェスト:NYダウは259ドル高、貿易摩擦への懸念が和らぐ
[18/08/28]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは259ドル高、貿易摩擦への懸念が和らぐ
米国株式相場は上昇。ダウ平均は259.29ドル高の26049.64、ナスダックは71.92ポイント高の8017.90で取引を終了した。北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を巡り、米国とメキシコの貿易協定が合意間近との報道を受け買いが先行。その後、両国が合意に達しトランプ大統領がカナダとの交渉開始に意欲を示すなど、貿易摩擦解消への期待感から、終日堅調推移となった。ダウは再び26000ドル台を回復したほか、ナスダック総合指数も8000ポイントの節目を上回り、最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で公益事業や食品・生活必需品小売が下落した。
NAFTA再交渉の進展による自動車関税撤廃への期待から、自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)が上昇。半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は、同業インテル(INTC)のプロセッサーに脆弱性が発見され、需要拡大期待から堅調推移。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、アップル(AAPL)の端末上でアップルのシステムを介さずに視聴契約する方法を検討していることが明らかとなり買われた。一方で、電気自動車のテスラ(TSLA)は、株式非公開化計画を断念し下落した。9
月中旬に新型iPhoneの発表会が実施されるとの見方が有力となっている。新型「Apple Watch」や低価格版「MacBook」の発表も予想されており、追加情報に注目したい。
■NY為替:米・メキシコの二国間協定合意でユーロ買い強まる
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円95銭まで下落後、111円12銭まで反発し、111円07銭で引けた。朝方発表された米7月シカゴ連銀全米活動指数、8月ダラス連銀製造業活動指数の悪化でドル売りが優勢となったが、米国とメキシコが貿易協定で合意したため、貿易摩擦への懸念が緩和しリスク選好の円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1626ドルから1.1694ドルまで上昇し、1.1678ドルで引けた。米国とメキシコとの二国間協定での合意形成を受けて、メキシコペソや、カナダドルに対するドル売りが広がったことを意識してユーロ・ドルの取引でもユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は、129円06銭から129円84銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2863ドルから1.2901ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9828フランから0.9788フランまで下落した。
■NY原油:続伸で68.87ドル、ユーロ高・ドル安を意識した買いが入る
NY原油先物10月限は続伸(NYMEX原油10月限終値:68.87 ↑0.15)。ニューヨーク商業
取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.15ドルの68.87ドルで通常取引を終え
た。時間外取引を含めて一時68.97ドルまで買われた。ユーロ高・米ドル安の相場展開
となったことや、米国株高を意識した買いが入ったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.31ドル +0.42ドル(+1.36%)
モルガン・スタンレー(MS) 49.89ドル +1.75ドル(+3.64%)
ゴールドマン・サックス(GS)242.60ドル +7.49ドル(+3.19%)
インテル(INTC) 48.35ドル +0.69ドル(+1.45%)
アップル(AAPL) 217.94ドル +1.78ドル(+0.82%)
アルファベット(GOOG) 1241.82ドル +21.17ドル(+1.73%)
フェイスブック(FB) 177.46ドル +2.82ドル(+1.61%)
キャタピラー(CAT) 142.04ドル +3.83ドル(+2.77%)
アルコア(AA) 43.87ドル +0.43ドル(+0.99%)
ウォルマート(WMT) 94.54ドル -0.41ドル(-0.43%)
スプリント(S) 6.10ドル +0.02ドル(+0.33%)
<DM>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は259.29ドル高の26049.64、ナスダックは71.92ポイント高の8017.90で取引を終了した。北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を巡り、米国とメキシコの貿易協定が合意間近との報道を受け買いが先行。その後、両国が合意に達しトランプ大統領がカナダとの交渉開始に意欲を示すなど、貿易摩擦解消への期待感から、終日堅調推移となった。ダウは再び26000ドル台を回復したほか、ナスダック総合指数も8000ポイントの節目を上回り、最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で公益事業や食品・生活必需品小売が下落した。
NAFTA再交渉の進展による自動車関税撤廃への期待から、自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)が上昇。半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は、同業インテル(INTC)のプロセッサーに脆弱性が発見され、需要拡大期待から堅調推移。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、アップル(AAPL)の端末上でアップルのシステムを介さずに視聴契約する方法を検討していることが明らかとなり買われた。一方で、電気自動車のテスラ(TSLA)は、株式非公開化計画を断念し下落した。9
月中旬に新型iPhoneの発表会が実施されるとの見方が有力となっている。新型「Apple Watch」や低価格版「MacBook」の発表も予想されており、追加情報に注目したい。
■NY為替:米・メキシコの二国間協定合意でユーロ買い強まる
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円95銭まで下落後、111円12銭まで反発し、111円07銭で引けた。朝方発表された米7月シカゴ連銀全米活動指数、8月ダラス連銀製造業活動指数の悪化でドル売りが優勢となったが、米国とメキシコが貿易協定で合意したため、貿易摩擦への懸念が緩和しリスク選好の円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1626ドルから1.1694ドルまで上昇し、1.1678ドルで引けた。米国とメキシコとの二国間協定での合意形成を受けて、メキシコペソや、カナダドルに対するドル売りが広がったことを意識してユーロ・ドルの取引でもユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は、129円06銭から129円84銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2863ドルから1.2901ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9828フランから0.9788フランまで下落した。
■NY原油:続伸で68.87ドル、ユーロ高・ドル安を意識した買いが入る
NY原油先物10月限は続伸(NYMEX原油10月限終値:68.87 ↑0.15)。ニューヨーク商業
取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.15ドルの68.87ドルで通常取引を終え
た。時間外取引を含めて一時68.97ドルまで買われた。ユーロ高・米ドル安の相場展開
となったことや、米国株高を意識した買いが入ったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.31ドル +0.42ドル(+1.36%)
モルガン・スタンレー(MS) 49.89ドル +1.75ドル(+3.64%)
ゴールドマン・サックス(GS)242.60ドル +7.49ドル(+3.19%)
インテル(INTC) 48.35ドル +0.69ドル(+1.45%)
アップル(AAPL) 217.94ドル +1.78ドル(+0.82%)
アルファベット(GOOG) 1241.82ドル +21.17ドル(+1.73%)
フェイスブック(FB) 177.46ドル +2.82ドル(+1.61%)
キャタピラー(CAT) 142.04ドル +3.83ドル(+2.77%)
アルコア(AA) 43.87ドル +0.43ドル(+0.99%)
ウォルマート(WMT) 94.54ドル -0.41ドル(-0.43%)
スプリント(S) 6.10ドル +0.02ドル(+0.33%)
<DM>