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注目銘柄ダイジェスト(前場):松井証、GameWith、シンバイオ製薬など

注目トピックス 市況・概況


TOKAI<3167>:894円(+6円)
続伸。みずほ証券では投資判断を「買い」、目標株価を1300円としてカバレッジをスタートさせている。12.3期以降は利益成長が鈍化する傾向にあったが、19.3期以降は顧客基盤拡大や携帯キャリアとの協業による顧客獲得・クロスセル化の進展などによる本格的な利益成長局面に入ると考えているもよう。これまでの平均PER以下で推移する現状の株価水準は、成長ポテンシャルを十分に織り込んでいないと判断のようだ。


GMOPG<3769>:7890円(+140円)
続伸。ジェフリーズ証券では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を7400円から9020円にまで引き上げている。日本国内のキャッシュレス化推進の中心的なポジションにいることを評価しているもよう。VISAと三井住友カードとの提携で海外展開の拡大を視野に入れ、IoT事業の構築に注力するほか、取扱高成長の中期的な加速も図れるとみているもよう。短期的にも中期的にも、魅力的なストーリーが描けると判断のもようだ。


ツガミ<6101>:831円(+29円)
大幅続伸。足元では5G関連銘柄としての関心が高まっているもようだ。会社側でも、5G関連の基地局向けアタプタやコネクタ、基盤ケースなどのテスト加工用機械受注に期待しているもよう。3月の月次出荷台数700台のうち50台程度が5Gのインフラ関連向けであるようだ。5G関連のインフラ整備向け潜在需要としては、業界で4000-5000台の関連需要があると推定している。


MonotaRO<3064>:2564円(+110円)
大幅続伸。前日に自己株式の取得実施を発表している。8500株、3000万円を上限としており、これは、同時に発表したストックオプションの付与に伴う潜在的な希薄化分と捉えられる。今回の自社株買いによる需給面への影響は軽微だが、希薄化抑制を意識した会社側の姿勢などは評価対象に。2ケタ増収ペースが続く、足元の月次動向などを見直す流れにもつながっている。


松井証<8628>:1086円(-108円)
急反落。3月期末の配当権利落ちで処分売りの動きが優勢になっている。3月末の配当金は65円(普通配当金26円、記念配当金39円)を計画しており、年間配当金は84円、前日終値を基準とした配当利回りは約7%と高水準であった。現状では20年3月期の年間配当金は記念配当金の一巡もあって45円を計画しており、利回りは低下することにもなる。


サンバイオ<4592>:2868円(-14円)
3日続落。資本金及び資本準備金の額を減少し、その他資本剰余金を処分すると発表している。減資分をその他資本剰余金に振り替えた後、繰越利益剰余金の欠損額(約98.15億円)を補填する。振替後の繰越利益剰余金の額は0円。発行済株式総数や純資産額は変更せず、1株当たり純資産額は変わらない。他のバイオ銘柄への投資資金流出や株価が25日移動平均線を下回ったことも売り要因になっているようだ。


シンバイオ製薬<4582>:211円(+9円)
大幅高。抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」の製造販売承認事項に係わる一部変更の承認を取得したと発表している。腫瘍特異的T細胞輸注療法など新規治療の前処置として患者に新たな治療選択肢を提供することが可能になる。トレアキシンは悪性リンパ腫の療法のなかで位置づけを確立しつつあり、新たに再生医療や遺伝子治療の領域が加わることで血液がんにおける利用領域が拡大するとしている。


GameWith<6552>:1333円(+63円)
大幅に続伸。インドのeスポーツ大会イベントの企画・運営会社であるGamingMonk Entertainment Private Limitedが発行する強制転換条項付転換社債を取得すると発表している。インドではゲーム市場の成長が見込まれており、GamingMonkとの関係強化は海外展開を迅速に行うために有益であると判断した。転換社債の発行金額は690万6000インドルピー(約1105万円)。



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