大野芳政:アナリスト直伝!「株価レーティングで1億円儲ける」秘密の投資法!【FISCOソーシャルレポーター】
[19/07/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2019年7月14日15時に執筆
株式市場では国内外の証券会社やシンクタンク各社から毎日、多数のアナリストレポートがリリースされています。もともと、大口の売買注文を出す機関投資家向けに書かれていましたが、最近では一般の個人投資家にも提供されており、目にする機会も多いのではないでしょうか。
個別株のレポートでは、証券アナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い(強気)・中立・売り(弱気)」などの株価レーティングを付与しています。
レポートがリリースされた直後は、一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティングの情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。ただし、銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうことも多々あるため、レーティングに期待して買ったら高値を掴んでしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
はっきり言うと「レーティング引き上げ=儲かる」は間違いです。「玉」よりも「石」の方が多いため、これだけでは勝率としては低いと考えた方がよいでしょう。しかし、「玉」と「石」を見分けることができたらどうでしょうか。勝率はぐんと上がります。
「玉」と「石」の違いはなんなのか。証券アナリストの「大野芳政」が株価レーティングを15年間以上、研究し続けた結果、いくつかの法則を発見しました。
そこで、レーティング公開後の値動きが一巡した銘柄から、短期だけでなく、中長期的にも上値余地が大きく残っている注目銘柄を紹介します。
☆今週の2銘柄はこちら!!
■アイ・アールジャパンホールディングス<6035>
東海東京調査センターが7月8日に投資判断を新規に「Outperform(強気)」、目標株価を3,300円としたことが伝わっています。
レポートの内容は、「政策保有株式の保有意義の低下、外国人株主の増加、コーポレートガバナンス・コードの改訂、アクティビストの活動活発化により事業環境が追い風になっている」という、外部環境から説明する納得感が得られやすい内容となっています。
通常なら、こうした内容は既に株価に織り込み済みであることも多く、相場が短期で終息することが多いのですが、今回の場合は、この先始まる決算発表を前に業績への懸念が広がっているため、このタイミングならリスク回避的な買いが期待できると考えます。
また同社株が、足元の相場で物色の矛先が向かいやすい「小型株」、「内需株」、「グロース(成長)株」の3つのファクターが揃っている点も注目です。需給の追い風が吹けば、3,000円台に突入する場面はそれほど遠くないと感じています。
■月島機械<6332>
東海東京調査センターが7月8日に投資判断を新規に「Outperform(強気)」、目標株価を1,620円としたことが伝わっています。
レポートは、「全国の水道施設の老朽化が進む中、関連職員の数が減少傾向にあることから、設備のメンテナンスや運転管理を民間企業に外部委託することが増え、同社のビジネスにとって追い風になる」という、株価に既に織り込み済である可能性があるとはいえ、分かりやすい内容です。
わたしがこのレポートで注目した点は、PBR(株価純資産倍率)が0.8倍台と解散価値の1倍を下回る状態にあることです。恐らく市場では、今期に続き、来期も減益が続くのではないかという不信感があり、見直し買いが入りにくいのでしょう。逆を言えば、業績への安心感が広がれば、1倍程度まで見直される可能性が高いと思います。そういった意味では、同レポートでの来期2ケタ増益予想は、株価リバウンドのトリガーになるには十分なインパクトだと考えます。
テクニカル面でも、1,200円処では押し目買いが入りやすいなど、下値不安は少ないため、足元の株価は魅力的だと思います。
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執筆者名:大野芳政
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」
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※2019年7月14日15時に執筆
株式市場では国内外の証券会社やシンクタンク各社から毎日、多数のアナリストレポートがリリースされています。もともと、大口の売買注文を出す機関投資家向けに書かれていましたが、最近では一般の個人投資家にも提供されており、目にする機会も多いのではないでしょうか。
個別株のレポートでは、証券アナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い(強気)・中立・売り(弱気)」などの株価レーティングを付与しています。
レポートがリリースされた直後は、一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティングの情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。ただし、銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうことも多々あるため、レーティングに期待して買ったら高値を掴んでしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
はっきり言うと「レーティング引き上げ=儲かる」は間違いです。「玉」よりも「石」の方が多いため、これだけでは勝率としては低いと考えた方がよいでしょう。しかし、「玉」と「石」を見分けることができたらどうでしょうか。勝率はぐんと上がります。
「玉」と「石」の違いはなんなのか。証券アナリストの「大野芳政」が株価レーティングを15年間以上、研究し続けた結果、いくつかの法則を発見しました。
そこで、レーティング公開後の値動きが一巡した銘柄から、短期だけでなく、中長期的にも上値余地が大きく残っている注目銘柄を紹介します。
☆今週の2銘柄はこちら!!
■アイ・アールジャパンホールディングス<6035>
東海東京調査センターが7月8日に投資判断を新規に「Outperform(強気)」、目標株価を3,300円としたことが伝わっています。
レポートの内容は、「政策保有株式の保有意義の低下、外国人株主の増加、コーポレートガバナンス・コードの改訂、アクティビストの活動活発化により事業環境が追い風になっている」という、外部環境から説明する納得感が得られやすい内容となっています。
通常なら、こうした内容は既に株価に織り込み済みであることも多く、相場が短期で終息することが多いのですが、今回の場合は、この先始まる決算発表を前に業績への懸念が広がっているため、このタイミングならリスク回避的な買いが期待できると考えます。
また同社株が、足元の相場で物色の矛先が向かいやすい「小型株」、「内需株」、「グロース(成長)株」の3つのファクターが揃っている点も注目です。需給の追い風が吹けば、3,000円台に突入する場面はそれほど遠くないと感じています。
■月島機械<6332>
東海東京調査センターが7月8日に投資判断を新規に「Outperform(強気)」、目標株価を1,620円としたことが伝わっています。
レポートは、「全国の水道施設の老朽化が進む中、関連職員の数が減少傾向にあることから、設備のメンテナンスや運転管理を民間企業に外部委託することが増え、同社のビジネスにとって追い風になる」という、株価に既に織り込み済である可能性があるとはいえ、分かりやすい内容です。
わたしがこのレポートで注目した点は、PBR(株価純資産倍率)が0.8倍台と解散価値の1倍を下回る状態にあることです。恐らく市場では、今期に続き、来期も減益が続くのではないかという不信感があり、見直し買いが入りにくいのでしょう。逆を言えば、業績への安心感が広がれば、1倍程度まで見直される可能性が高いと思います。そういった意味では、同レポートでの来期2ケタ増益予想は、株価リバウンドのトリガーになるには十分なインパクトだと考えます。
テクニカル面でも、1,200円処では押し目買いが入りやすいなど、下値不安は少ないため、足元の株価は魅力的だと思います。
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執筆者名:大野芳政
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」
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