26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ123ドル安、トランプ大統領の会見を控えて小動き
[20/02/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ123ドル安、トランプ大統領の会見を控えて小動き
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は123.77ドル安の26957.59、ナスダックは15.16ポイント高の8980.77で取引を終了した。連日の新型コロナウイルスによる懸念から株価が大きく下落するなか、買い戻しの動きが先行。米食品医薬品局(FDA)高官がパンデミック(世界的流行)を警告し、午後にかけて上げ幅を縮小したものの、トランプ大統領が午後6時に記者会見を行うこともあり、小動きとなった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方でエネルギーや消費者・サービスが下落した。
ホームセンターのロウズ(LOW)やファストフードのウェンディーズ(WEN)は、業績見通しが予想を下振れ下落。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、ボブ・アイガーCEOの退任を発表し軟調推移。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、18年に発生した「モデルX」の衝突事故について、米運輸安全委員会(NTSB)が同社オートパイロット機能の不備を一因とし売られた。クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は、決算内容が嫌気され下落した。
高級ホテルのマリオット・インターナショナル(MAR)は、マーケット終了後に10-12月期決算を発表、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル伸び悩み、米国での新型肺炎感染拡大を嫌気
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は110円70銭まで上昇後、110円18銭まで下落して110円43銭で引けた。米国の1月新築住宅販売件数が予想を上回り13年ぶり高水準に達したことから、米国経済の成長期待にドル買いが再燃。ただ、その後、米国で15件目の新型肺炎のケースが確認報告されると、米国での感染拡大懸念が再燃し、株式相場も下落に転じたためリスク回避のドル売りが強まり、ドル・円は伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.0855ドルまで下落後、1.0900ドルまで上昇して1.0885ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の追加利下げ観測を受けたユーロ売りに戻りの鈍い展開。ユーロ・円は119円93銭から120円37銭まで戻した。ポンド・ドルは1.2950ドルから1.2896ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9779フランまで上昇後、0.9751フランへ反落。スイス中銀(SNB)によるフラン売り介入への警戒感が強まり、一時ドル買い・フラン売りが優勢となった。
■NY原油:続落で48.73ドル、世界の原油需要は従来の想定を下回る可能性
NY原油先物4月限は続落(NYMEX原油4月限終値:48.73 ↓1.17)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.17ドルの1バレル=48.73ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは、48.30ドル−50.44ドル。終値ベースでは2019年1月以来の安値となった。米国でも新型コロナウイルスの感染拡大の可能性があると指摘されたことから、2020年の世界の原油需要は従来の想定を下回る可能性があるとみられており、原油先物の売りを誘った。
米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週間在庫統計によると、原油在庫は市場予想を下回る小幅な増加(前週比45.2万バレル増)にとどまっているが、好感されなかったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.63ドル -0.45ドル(-1.45%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.24ドル -0.79ドル(-1.64%)
ゴールドマン・サックス(GS)215.78ドル -1.83ドル(-0.84%)
インテル(INTC) 59.65ドル -0.08ドル(-0.13%)
アップル(AAPL) 292.65ドル +4.57ドル(+1.59%)
アルファベット(GOOG) 1393.18ドル +4.73ドル(+0.34%)
フェイスブック(FB) 197.20ドル +0.43ドル(+0.22%)
キャタピラー(CAT) 128.25ドル -0.75ドル(-0.58%)
アルコア(AA) 14.12ドル -0.38ドル(-2.62%)
ウォルマート(WMT) 113.78ドル -0.61ドル(-0.53%)
スプリント(S) 9.55ドル -0.09ドル(-0.93%)
<SF>
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は123.77ドル安の26957.59、ナスダックは15.16ポイント高の8980.77で取引を終了した。連日の新型コロナウイルスによる懸念から株価が大きく下落するなか、買い戻しの動きが先行。米食品医薬品局(FDA)高官がパンデミック(世界的流行)を警告し、午後にかけて上げ幅を縮小したものの、トランプ大統領が午後6時に記者会見を行うこともあり、小動きとなった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方でエネルギーや消費者・サービスが下落した。
ホームセンターのロウズ(LOW)やファストフードのウェンディーズ(WEN)は、業績見通しが予想を下振れ下落。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、ボブ・アイガーCEOの退任を発表し軟調推移。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、18年に発生した「モデルX」の衝突事故について、米運輸安全委員会(NTSB)が同社オートパイロット機能の不備を一因とし売られた。クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は、決算内容が嫌気され下落した。
高級ホテルのマリオット・インターナショナル(MAR)は、マーケット終了後に10-12月期決算を発表、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル伸び悩み、米国での新型肺炎感染拡大を嫌気
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は110円70銭まで上昇後、110円18銭まで下落して110円43銭で引けた。米国の1月新築住宅販売件数が予想を上回り13年ぶり高水準に達したことから、米国経済の成長期待にドル買いが再燃。ただ、その後、米国で15件目の新型肺炎のケースが確認報告されると、米国での感染拡大懸念が再燃し、株式相場も下落に転じたためリスク回避のドル売りが強まり、ドル・円は伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.0855ドルまで下落後、1.0900ドルまで上昇して1.0885ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の追加利下げ観測を受けたユーロ売りに戻りの鈍い展開。ユーロ・円は119円93銭から120円37銭まで戻した。ポンド・ドルは1.2950ドルから1.2896ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9779フランまで上昇後、0.9751フランへ反落。スイス中銀(SNB)によるフラン売り介入への警戒感が強まり、一時ドル買い・フラン売りが優勢となった。
■NY原油:続落で48.73ドル、世界の原油需要は従来の想定を下回る可能性
NY原油先物4月限は続落(NYMEX原油4月限終値:48.73 ↓1.17)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-1.17ドルの1バレル=48.73ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは、48.30ドル−50.44ドル。終値ベースでは2019年1月以来の安値となった。米国でも新型コロナウイルスの感染拡大の可能性があると指摘されたことから、2020年の世界の原油需要は従来の想定を下回る可能性があるとみられており、原油先物の売りを誘った。
米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週間在庫統計によると、原油在庫は市場予想を下回る小幅な増加(前週比45.2万バレル増)にとどまっているが、好感されなかったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.63ドル -0.45ドル(-1.45%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.24ドル -0.79ドル(-1.64%)
ゴールドマン・サックス(GS)215.78ドル -1.83ドル(-0.84%)
インテル(INTC) 59.65ドル -0.08ドル(-0.13%)
アップル(AAPL) 292.65ドル +4.57ドル(+1.59%)
アルファベット(GOOG) 1393.18ドル +4.73ドル(+0.34%)
フェイスブック(FB) 197.20ドル +0.43ドル(+0.22%)
キャタピラー(CAT) 128.25ドル -0.75ドル(-0.58%)
アルコア(AA) 14.12ドル -0.38ドル(-2.62%)
ウォルマート(WMT) 113.78ドル -0.61ドル(-0.53%)
スプリント(S) 9.55ドル -0.09ドル(-0.93%)
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