15日の米国市場ダイジェスト:NYダウ174ドル高、インフラや経済活動再開への期待
[21/03/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ174ドル高、インフラや経済活動再開への期待
米国株式市場は上昇。ダウ平均は174.82ドル高の32953.46ドル、ナスダックは139.84ポイント高の13459.71で取引を終了した。3月NY連銀製造業景気指数が2018年以来の高水準に回復したため、寄り付き後上昇した。バイデン政権が増税を検討しているとの報道が警戒され一時下落に転じたものの、インフラ計画や経済活動の再開を背景とした回復期待を受けた買いが下支えとなり、引けにかけては上げ幅を拡大。連日史上最高値を更新して引けた。連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、長期金利が伸び悩んだためハイテク株も上昇。セクター別では、消費者サービス、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、エネルギーや銀行は下落。
映画館を運営するAMCエンターテインメント(AMC)はほぼ1年ぶりにカリフォルニア州での営業を再開したため業績回復期待に上昇。航空会社のデルタ(DAL)やユナイテッド(UAL)は航空旅客がほぼ1年ぶりの高水準に回復したほか、予約の増加で値上げを検討しているとの報道で、上昇した。分子診断システムのジェンマーク・ダイアグノスティクス(GNMK)はスイスの製薬会社ロシュによる同社買収報道を好感し、急伸。衣料小売りのギャップ(GPS)はアナリストの目標株価引き上げを受け、上昇した。一方、製薬会社のイーライ・リリー(LLY)は同社開発中のアルツハイマー治療薬の2次治験の結果に失望し、下落した。
イエレン財務長官はインタビューで、米国のインフレリスクが依然小さく、制御可能だとの考えを示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、3月NY連銀製造業景気指数は予想を上回る
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円25銭まで上昇後、109円03銭まで反落して109円10銭で引けた。3月NY連銀製造業景気指数は予想以上に上昇したため、ドル買いが優勢となった。その後、今週開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて長期金利が伸び悩んだため、ドル買いはやや後退した。
ユーロ・ドルは1.1911ドルまで下落後、1.1937ドルまで反発して1.1933ドルで引けた。域内の新型コロナウイルスワクチンの配給混乱は景気回復を遅らせるとの懸念が高まり、ユーロ売り圧力となった。ユーロ・円は130円26銭まで強含んだのち、129円99銭まで反落した。ポンド・ドルは1.3930ドルまで下落後、1.3853ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9300フランから0.9267フランまで下落した。
■NY原油:小幅安で65.39ドル、ドル高を意識した利食い売りが強まる
NY原油先物4月限は、小幅安(NYMEX原油4月限終値:65.39 ↓0.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-0.41ドルの65.61ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.13ドル−66.40ドル。アジア市場の序盤で66.40ドルまで買われたが、その後はドル高を意識した利食い売りが強まり、反落。ニューヨーク市場の中盤にかけて64.13ドルまで下げ幅は拡大。ただ、欧米株高を意識した買いも入っており、一時65.54ドルまで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 37.75ドル -0.19ドル(-0.50%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.86ドル -0.48ドル(-0.57%)
ゴールドマン・サックス(GS)346.05ドル -2.76ドル(-0.79%)
インテル(INTC) 63.79ドル +0.89ドル(+1.41%)
アップル(AAPL) 123.99ドル +2.96ドル(+2.45%)
アルファベット(GOOG) 2066.49ドル +4.57ドル(+0.22%)
フェイスブック(FB) 273.75ドル +5.35ドル(+1.99%)
キャタピラー(CAT) 230.74ドル +1.74ドル(+0.76%)
アルコア(AA) 31.04ドル -0.47ドル(-1.49%)
ウォルマート(WMT) 133.43ドル -0.69ドル(-0.51%)
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米国株式市場は上昇。ダウ平均は174.82ドル高の32953.46ドル、ナスダックは139.84ポイント高の13459.71で取引を終了した。3月NY連銀製造業景気指数が2018年以来の高水準に回復したため、寄り付き後上昇した。バイデン政権が増税を検討しているとの報道が警戒され一時下落に転じたものの、インフラ計画や経済活動の再開を背景とした回復期待を受けた買いが下支えとなり、引けにかけては上げ幅を拡大。連日史上最高値を更新して引けた。連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、長期金利が伸び悩んだためハイテク株も上昇。セクター別では、消費者サービス、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、エネルギーや銀行は下落。
映画館を運営するAMCエンターテインメント(AMC)はほぼ1年ぶりにカリフォルニア州での営業を再開したため業績回復期待に上昇。航空会社のデルタ(DAL)やユナイテッド(UAL)は航空旅客がほぼ1年ぶりの高水準に回復したほか、予約の増加で値上げを検討しているとの報道で、上昇した。分子診断システムのジェンマーク・ダイアグノスティクス(GNMK)はスイスの製薬会社ロシュによる同社買収報道を好感し、急伸。衣料小売りのギャップ(GPS)はアナリストの目標株価引き上げを受け、上昇した。一方、製薬会社のイーライ・リリー(LLY)は同社開発中のアルツハイマー治療薬の2次治験の結果に失望し、下落した。
イエレン財務長官はインタビューで、米国のインフレリスクが依然小さく、制御可能だとの考えを示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、3月NY連銀製造業景気指数は予想を上回る
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円25銭まで上昇後、109円03銭まで反落して109円10銭で引けた。3月NY連銀製造業景気指数は予想以上に上昇したため、ドル買いが優勢となった。その後、今週開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて長期金利が伸び悩んだため、ドル買いはやや後退した。
ユーロ・ドルは1.1911ドルまで下落後、1.1937ドルまで反発して1.1933ドルで引けた。域内の新型コロナウイルスワクチンの配給混乱は景気回復を遅らせるとの懸念が高まり、ユーロ売り圧力となった。ユーロ・円は130円26銭まで強含んだのち、129円99銭まで反落した。ポンド・ドルは1.3930ドルまで下落後、1.3853ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9300フランから0.9267フランまで下落した。
■NY原油:小幅安で65.39ドル、ドル高を意識した利食い売りが強まる
NY原油先物4月限は、小幅安(NYMEX原油4月限終値:65.39 ↓0.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比-0.41ドルの65.61ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.13ドル−66.40ドル。アジア市場の序盤で66.40ドルまで買われたが、その後はドル高を意識した利食い売りが強まり、反落。ニューヨーク市場の中盤にかけて64.13ドルまで下げ幅は拡大。ただ、欧米株高を意識した買いも入っており、一時65.54ドルまで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 37.75ドル -0.19ドル(-0.50%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.86ドル -0.48ドル(-0.57%)
ゴールドマン・サックス(GS)346.05ドル -2.76ドル(-0.79%)
インテル(INTC) 63.79ドル +0.89ドル(+1.41%)
アップル(AAPL) 123.99ドル +2.96ドル(+2.45%)
アルファベット(GOOG) 2066.49ドル +4.57ドル(+0.22%)
フェイスブック(FB) 273.75ドル +5.35ドル(+1.99%)
キャタピラー(CAT) 230.74ドル +1.74ドル(+0.76%)
アルコア(AA) 31.04ドル -0.47ドル(-1.49%)
ウォルマート(WMT) 133.43ドル -0.69ドル(-0.51%)
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