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豪ドル週間見通し:底堅い展開か、中銀理事会やGDPなど主要経済指標に注目

注目トピックス 市況・概況
■強含み、ロシアとウクライナの停戦協議への思惑強まる

今週の豪ドル・円は強含み。ワクチン接種者の入国解禁を受けて社会経済活動の正常化期待による豪ドル買いが先行。その後、ロシアがウクライナで軍事作戦を開始したことを受けて、原油価格が急上昇する一方、世界的に株安が広がったことでリスク回避的な豪ドル売り・円買いが優勢になった。ただ、ロシアとウクライナは停戦に向けて協議するとの思惑が広がり、週末前にリスク選好的な豪ドル買い・円売りが再び広がった。取引レンジ:82円01銭-83円84銭。

■底堅い展開か、中銀理事会やGDPなど主要経済指標に注目

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は3月1日開催の理事会で政策金利の据え置きを決定する見込み。ただ、早期利上げ観測が台頭した場合、ウクライナ情勢は軽視できないものの、リスク回避の豪ドル売りは縮小するとみられる。主要経済指標の発表では、10-12月期国内総生産(GDP)が注目される。市場予想を上回った場合、豪ドル買い・円売りが強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・2月28日:1月小売売上高(12月:前月比-4.4%)
・3月1日:10-12月期経常収支(7-9月期:+239億豪ドル)
・3月1日:豪準備銀行が政策金利発表(0.10%に据え置き予想)
・3月2日:10-12月期GDP(7-9月期:前年比+3.9%)
・3日:1月貿易収支(12月:+83.56億豪ドル)

予想レンジ:82円00銭-85円00銭




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