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イーエムシステムズ<4820>は、調剤薬局で使用されるレセプトコンピュータ（レセコン）や診療所で使用される電子カルテシステムなどの情報システムを扱う。主力の調剤薬局向けシステムでは業界トップの導入実績を誇る。近年は電子カルテシステムや複数店舗の情報を統括するシステム、投与薬の情報や投薬歴などを24時間いつでも照会できるシステムなどにも注力している。

1日、2014年3月期通期の業績予想を修正したと発表した。連結ベースで売上高を121.29億円から113.69億円（前期比10.8％増）に、営業利益を15.41億円から16.72億円（同38.2％増）に、経常利益を21.66億円から22.84億円（同29.3％増）に、純利益を12.92億円から14.32億円（同33.0％増）にそれぞれ修正した。

顧客のシステム投資意欲が冷え込んだことでシステム販売件数は計画に対して伸び悩んだが、ストックビジネスの利用ユーザーが増加したことによる課金売上の増加と、2013年9月にユニコン西日本（現ユニコン）を子会社化した効果で前期を上回る売上高を見込む。利益面では、定期的な顧客訪問で機器の故障を未然に防ぐ活動を強化したことによりアフターサービス費や製品保証引当金が低下したことや、仕入価格の見直しなどの継続的なコストダウンの取り組みを行ったことで、期初の予想を上回る増益の見通しとなった。

なお、従前は未定としていた2014年3月期末の配当金を27.00円にすると発表した。前期の20.00円から7.00円の増額となる。中間期末に10.00円の配当を実施しており、年間配当金は37.00円となる予定。



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