ステップ Research Memo(3):神奈川県内の公立進学校の合格者数では突出した実績
[14/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
(1)教師のプロ化による質の高い学習指導
ステップ<9795>では「教師は学習指導のプロでなければならない」との理念のもと、2014年3月末で総勢597名の教師のうち、正社員率が94%超に達している。また、残りの教師においても英語クラスにおける外国人講師や、結婚を機に身分変更した契約社員がほとんどで、ほぼ100%がプロの教師と呼べる指導体制となっている。同業他社では、大学生や大学院生などアルバイト講師を採用しているケースも多いが、同社では個別指導コースを除き、学生アルバイトは一切採用していない。また、教師が生徒獲得のため電話勧誘やポスティングなどの勧誘活動を行うこともなく、学習指導に専念できる体制が整えられていることが特徴となっている。
各教師においては「日々指導技術の研鑽を怠らず、一人ひとりの生徒と向き合い、学力向上に真摯に取り組んでいく」ことを基本方針として、研修活動なども定期的に行いながらスキルアップに努めている。こうした教師のプロ化による質の高い学習指導によって、神奈川県内の公立トップ19校中、11校で最多の合格者数を出すなど、学習指導の質の高さとともに志望校への受験合格といった結果も残している。県内の競合として臨海セミナー、中萬学院、湘南ゼミナールなどがあるが、公立トップ校の合格者数では同社の半分以下の水準であり、同社が突出した実績を上げている。また、現役高校生向けに関しても、難関大学の合格者実績は年度によって多少のばらつきはあるものの、基本的に右肩上がりのトレンドが続いている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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