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メディシス Research Memo(6):主力2事業の伸長が仕入価格の精算費用をカバーし増収、営業・経常増益

注目トピックス 日本株
■業績動向

(1)2014年3月期業績

メディカルシステムネットワーク<4350>が5月2日付で発表した2014年3月期の連結業績は、売上高が前期比20.7%増の66,181百万円、営業利益が同2.2%増の2,091百万円、経常利益が同5.6%増の2,019百万円、当期純利益が同11.6%減の668百万円となった。期初会社計画と比較すると、売上高は若干上回ったものの、利益ベースでは下回る格好となった。調剤薬局事業において、仕入先との2年に渡る価格交渉が第4四半期に確定し、588百万円の精算費用を売上原価に計上したのが主因だ。

営業利益の増減要因を事業別でみると、医薬品等ネットワーク事業が既存加盟店の取扱高増加により前期比253百万円の増加となったほか、調剤薬局事業も仕入価格の精算費用はあったものの、既存店舗の収益拡大やM&Aの効果などでカバーし、73百万円の増益となった。一方で、賃貸・設備関連事業は2013年5月に開業したサービス付き高齢者向け住宅「ウィステリア清田」にかかる減価償却費の増加と人員体制の強化を進めたことで150百万円の減益に。また、給食事業は、食材仕入価格の高騰が影響して12百万円の営業損失となった。

また、当期純利益が前期比で減益となったが、これは特別損失として店舗資産等の減損損失(193百万円)や退職給付費用(167百万円)などを計上したことが要因となっている。

事業セグメント別の動向は以下の通りとなる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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