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注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、東日本銀行、トクヤマなど

注目トピックス 日本株

ソニー<6758>:2304円(前日比+232円)
急伸。米国株高や為替の円安など、外部環境の一段の改善を好感して、輸出関連の主力株は全面高の展開になっている。こうしたなか、同社に関しては先週末に発表した上半期の決算内容も買い材料につながっている。営業損益は158億円の赤字、市場予想は700-800億円の赤字であったとみられ、想定以上の赤字幅縮小と捉えられる格好に。足元では、米国の消費者信頼感指数が上振れていることなどから、米国の年末商戦に対する期待感も高まっている状況に。

東日本銀行<8536>:343円(同+64円)
急伸。横浜銀行<8332>と経営統合する方針を固めたとの報道が伝わっており、期待材料視する動きが先行している。会社側では検討していることは事実とコメント。経営統合した場合は、総資産は地銀でトップに立つことになる。店舗網が補完しあえるなどシナジー効果も期待されるとの見方に。なお、「攻め」の再編である点を評価する動きもあるが、横浜銀行の上昇率はやや限定的であり、プレミアム期待なども先行している状況か。

トクヤマ<4043>:264円(同-55円)
急落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は従来計画をやや上回る着地となったが、最終損益は60億円の黒字であった従来予想に対して、805億円の赤字決算となった。マレーシアの多結晶シリコンプラントにおいて、748億円の減損損失、計画見直しに伴う関連費用112億円を特別損失に計上したことが背景。つれて、上半期末、期末ともに無配に転落する。大幅損失計上に伴う自己資本毀損の影響などに警戒感が強まる状況へ。

UACJ<5741>:369円(同-33円)
急反落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は131億円で前年同期比2.7倍、通期予想は255億円から265億円に上方修正している。ただ、期初計画にはアルミ地金の在庫評価は殆ど織り込まれていなかったが、今回は市況上昇を背景に57億円が反映されているもよう。在庫影響を除くと、通期営業利益は208億円となり、実質下方修正となる格好に。缶材向けや自動車向けが減速しているようだ。

OTS<4564>:245円(同+13円)
反発。同社開発薬剤について、米シカゴ大学で実施する臨床研究に対し、米慈善団体「The V Foundation for Cancer Research」の助成金が支給されることになったと発表している。同薬剤は、FLT3変異を持つ急性骨髄性白血病患者を対象として臨床研究が実施される。なお、31日に発表した上期(4-9月)営業損益は10.80億円の赤字(前年同期は20.84億円の赤字)だった。

いちごHD<2337>:336円(同+35円)
大幅続伸。10月31日に日本銀行が追加金融緩和を決定したことを受けて、緩和メリット関連として不動産株への資金流入が続いている。その他、マザーズでもアルデプロ<8925>やムゲンエステー<3299>などが商いを伴って上昇している。



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