注目銘柄ダイジェスト(前場):ディーエヌエー、パイオニア、ミクシィなど
[14/11/10]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
ディーエヌエー<2432>:1616円(前日比+180円)
急伸。先週末に第2四半期の決算を発表しており、株価の上昇要因につながっている。7-9月期営業利益は80億円、従来計画の57億円を大幅に上回ったほか、市場コンセンサスも超過している。また、10-12月期計画も営業利益は前四半期比で横ばい、コイン消費は同増加を見込んでいる。本格回復には時間を要するとはいえ、想定以上に早いタイミングでの業績底打ちをポジティブに捉える動きが先行。売り方の買い戻しの動きが強まるとの期待感も高まっているようだ。
パイオニア<6773>:258円(同-21円)
急反落。先週末に上半期の決算を発表、ネガティブ材料視されている。営業利益は34億円で従来計画を上回ったが、経常損益は5億円の黒字予想に対して13.5億円の赤字となり、通期経常利益予想も75億円から55億円に下方修正している。為替差損の発生が下方修正の背景に。また、中期計画の数値目標を発表しているが、失望売りにつながっているとの見方も。16年3月期営業利益は125億円、17年3月期は200億円などとしている。来期に関しては今期見込み比横ばいにとどまる格好へ。
ダイヘン<6622>:446円(同+32円)
急伸。先週末に上半期決算を発表しているが、通期予想を上方修正しており、ポジティブなサプライズにつながっているようだ。上半期営業利益は28.1億円で前年同期比14%増益、従来予想の30億円は下回っているが、第1四半期は同27%減と大幅減益であったため、業績下振れ懸念なども強かったと見られる。通期予想は70億円から80億円に上方修正しており、モメンタムの好転を評価する動きが優勢に。
サンゲツ<8130>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。先週末に発表した中期計画では、17年3月期までの3年間で、純利益の100%以上を配当や自社株買いで株主に配分すると発表している。期間利益だけでなく余剰資金も株主に還元するとしている。この方針に沿って、発行済み株式数の2.88%に当たる110万株を上限とした自社株買いの実施を発表、まずは本日の立会外取引で50万株を取得している。また、208.9万株の自己株式消却も発表。
東洋合成<4970>:2220円(同+400円)
ストップ高。上期(4-9月)決算を発表している。感光性材料事業において需要が伸長したことなどにより、営業損益は従来予想の1.40億円の赤字に対し、3.09億円の黒字で着地した。また、通期業績予想の修正を併せて発表しており、営業損益見通しを1.70億円の赤字から2.60億円の黒字に引き上げた。上期及び通期の業績上振れを好感した買いが膨らみ年初来高値を更新。
エナリス<6079>:732円(同-78円)
続落。本日予定されていた決算発表を14日に延期すると発表している。外部専門家を含む社内調査委員会を設置し、その調査結果や監査法人のレビューを踏まえて決算発表するためとしている。決算発表の延期をネガティブ視した売りが先行する展開となっている。
ミクシィ<2121>:6010円(同-520円)
続落。前週は中間決算への期待感から週間で10%高となっており、決算発表を通過した本日は短期的な材料出尽くし感から利益確定売りが先行している。上期営業利益は143.5億円と事前の観測報道の水準で着地。また、未定としていた今期営業利益見通しを450億円に修正したほか、中間配当の増額なども発表している。
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