あらた Research Memo(11):収益性の向上施策として物流コスト及び間接コストの効率化を推進
[14/11/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中期経営計画
(2)収益性の向上施策
あらた<2733>の収益性の向上施策としては、物流コスト及び間接コストの効率化を進めていく。物流コストに関しては、物流拠点の再編による効率化、WMS※の導入による生産性向上が見込まれる。その他、子会社のジャペルとの共同物流に向けた取り組みに関しても、今後進めていくことを検討している。
一方、間接コストの効率化に関しては、各支店で行っている経理業務や受発注、仕入業務などの集約化を進めていくことでパート、派遣人員を中心にコストの圧縮を図っていく。また、余剰人員については生産性の高い業務に振り向けていく。人員に関しては引き続き採用を抑制していく方針で、全体の人件費は自然減により当面、漸減傾向が続く見通しとなっている。
※WMS・・・Warehouse(倉庫) Management Systemの略で、物流倉庫管理システムのことを指す。物流センターにおける入出庫管理や在庫管理の他に、労務管理や作業工程管理など物流センターを運営するための情報を一元的に管理するシステムで、作業の効率化や在庫管理の精度向上に寄与する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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