スターティア Research Memo(9):配当性向を10%から15%に引き上げ
[14/12/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■株主還元
スターティア<3393>は株主還元について配当によることを基本とし、これまでは配当性向10%ルールを採用してきた。すなわち、連結当期純利益の10%を配当として株主に分配するというものだ。このたび同社は、2015年3月期の分配率を15%に引き上げた。現状の連結当期利益予想が1株当たり85.51円であるので、配当金は12.83円(うち、中間配当金5.00円、期末配当金7.83円)が予定されている。
同社の採用する配当性向15%は、配当性向30%を掲げる企業も多くなっている現状では決して高いとは言えない。しかし、同社は会社自体がグロース段階にある企業であり、成長のための設備投資や投融資案件も数多く抱えている。配当性向を抑えて成長のための内部留保を確保するという同社のスタンスは、十分に正当化でき、投資家にも理解されうるものと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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