DVx Research Memo(4):独占販売権を持つ製品では本体と消耗品で50%以上の市場シェア
[14/12/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
(2)「虚血事業」
虚血事業における主な取扱製品としては、自動造影剤注入装置(製品名ACIST)、エキシマレーザ血管形成システム、PTAバルーンカテーテルなどがあり、ディーブイエックス<3079>が独占販売権をもち輸入総代理店となって、販売代理店を通じ全国の医療施設に販売している。輸入総代理店ということもあり、営業拠点は主要都市に6拠点を配置し、全国をカバーしている。
2000年に輸入販売を開始した自動造影剤注入装置は、装置本体の市場シェアで50%、消耗品で同60%以上のシェアを占める競争力の高い商品となっており、同事業セグメントが高い利益率を維持している要因にもなっている。本体の累計販売台数は500台超で、国内での普及はほぼ一巡しており、現在は本体のリプレース需要に加えて、消耗品販売が売上高の中心となっている。
エキシマレーザ血管形成システムは、2012年7月にコロナリー(冠動脈治療用)カテーテルの保険適用が認可されたことで普及が本格的に始まった製品で、2014年9月末時点では全国の主要医療施設に67台が導入されている。今後も下肢末梢動脈治療用など適用領域の拡大が期待できる医療機器となる。そのほか、PTAバルーンカテーテルについては朝日インテック<7747>の100%子会社であるフィルメックに製造委託している。
(3)その他
その他事業セグメントには、脳神経外科関連商品や消化器関連商品、放射線防護用品、書籍等、主力事業である不整脈事業や虚血事業に属さない商品が含まれている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト佐藤 譲)
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