注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、伊藤忠、FFRIなど
[15/04/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ソフトバンク<9984>:7464円(前日比+111円)
買い先行。足元での相対的な底堅さに短期資金の関心も向かう格好となっているようだ。特に明確な材料は観測されていないが、日経平均の一時2万円乗せ後は全般的に利益確定の動きが強まってきており、相対的な出遅れ感の強さが注目されている状況と見られる。なお、アップルウォッチの販売拡大期待、印の出資企業スナップディールの米国上場期待などを手掛りとする向きもあるようだ。
伊藤忠<8001>:1365円(同+23円)
買い優勢。16年3月期純利益は3300億円、前期比1割程度増加する見通しなどとの観測報道が伝わっている。今後は成長に合わせて株主還元を強化の方針、今期配当は4円増の50円程度になる見通しとも。18年3月期には純利益を4000億円規模にまで増加させ、60円の配当を目指すとも。16年3月期の市場コンセンサスは3000億円前後と見られ、想定以上の好業績見通し、株主還元策の強化などを評価する動きが先行へ。
ネクソン<3659>:1605円(同+102円)
大幅に7日続伸。野村が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げしており、買い材料視される格好に。パイプラインが明らかになり、欧米市場の実績を積み上げてきた点などを評価、モバイルゲーム売上高を大きく積み増しているもよう。それに伴う中期的な成長率の高まりを格上げの背景と。とりわけ、「Dungeon&Fighter」のモバイル展開に最も期待としているようだ。
FFRI<3692>:5660円(同+250円)
4日ぶり反発。15年3月期の業績予想を上方修正している。営業利益見通しは従来の2.07億円から2.55億円へと引き上げた。セキュリティ・サービスにおいて大型案件の失注があった一方、セキュリティ・プロダクトにおいて制御機器システムの脆弱性を検査するツールの販売など利益率の高い案件を受注したほか、最近のサイバー・セキュリティ対策意識の高まりを背景にセキュリティ・プロダクトの売上が好調に推移したという。
モジュレ<3043>:1276円(同+239円)
大幅続伸。3月度営業実績を発表している。3月までの15年3月期売上高(累計)は前期比4.9%増の21.15億円となり、会社計画(21.00億円)を達成した。3月は引き続き主力の「継続的ITサービス」が堅調に推移し、新サービスを含む「一時的ITサービス」及び「商品売上」も順調に推移したという。また、3月までの15年3月期受注残高は27.05億円となった。
レデイ薬局<3027>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。フジ<8278>及びツルハHD<3391>が同社株式を公開買付けすると発表している。フジはレデイ薬局株式34.32%を保有しているが、まず第1回公開買付けとして両社が創業家などから1株当たり800円で取得し、フジの保有割合を49%に引き上げる。その後、ツルハHDが単独で第2回公開買付けを実施、1株当たり1000円で一般株主から残る株式を取得する。最終的にレデイ薬局は上場廃止となる予定。
アクロディア<3823>:1221円(同+201円)
大幅に3日続伸。エイタロウソフトとの協業タイトルである対戦パズルRPG「対戦パズル バトルブレイブ」のiOS版の配信開始に先立ち、13日より事前登録を開始したと発表しており、材料視されているようだ。また、iOS版のサービス開始にあわせてAndroid版についてもリニューアルする。13日にはAndroidリニューアル版も同時に事前登録を開始した。
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