注目銘柄ダイジェスト(前場):日写印、ケネディクス、フュージョンなど
[16/08/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
フュージョン<4845>:697円(買い気配)
ストップ高買い気配。前日に前6月期の決算を発表している。営業利益実績は6.2億円で前期比14%増益、従来予想の5.8億円を上回る着地に。一方、今期は37億円で同6倍の見通し、想定以上の収益拡大見通しにサプライズが強まる格好へ。ソフトブレーン子会社化に伴う株式再測定益26億円強を計上することが主因。なお、こうした一過性要因を除外したNon-GAAPベースでは営業益14億円の予想となっている。
ワコム<6727>:330円(前日比-12円)
大幅続落。業績下方修正、減配を受けて直近で急落、本日は一段安の展開になっている。クレディ・スイス証券では投資判断「アンダーパフォーム」継続で、目標株価を380円から270円に引き下げている。売上高見通しは楽観的、さらなる業績下振れを予想としている。会社側が42億円から24億円に下方修正した営業利益予想は13億円とみているもよう。
ケネディクス<4321>:467円(前日比+15円)
大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「バイ」を継続、目標株価を740円から820円に引き上げている。新ファンド組成等によるAUM拡大、REIT等への物件売却進展から、今12月期以降の業績予想を上方修正しているもよう。業績が増益基調で推移する中、自己株式取得など資本効率改善に向けた動きもポジティブと。
日本写真印刷<7915>:2399円(前日比+198円)
大幅反発。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も2100円から3200円に引き上げている。為替の円高やタブレット用タッチセンサの数量下振れで今期業績を下方修正しているものの、来期以降はOLEDスマホの業績寄与を織り込んで上方修正のもよう。18.3期は109億円から190億円に増額へ。
グリーンペプ<4594>:741円(前日比+57円)
大幅に5日続伸。同社のリード開発品であるがんペプチドワクチンITK-1に関する特許出願が、日本に続き欧州においても特許査定を受けたと発表している。ITK-1は富士フイルムに独占的にライセンスされており、現在国内において第III相臨床試験が実施されている。同時に発表した16年4-6月期(第1四半期)決算は、営業損益が1.87億円の赤字と前年同期(2.90億円の赤字)より赤字幅が縮小した。
MRT<6034>:2198円(前日比+398円)
大幅に5日続伸。取引時間中としては7月15日以来、約1ヶ月ぶりに2000円台を回復している。本日、テレビ番組にて遠隔診療・健康相談サービス「ポケットドクター」が紹介される予定となっていることが材料視されている。また、株価が一時2000円割れまで調整したことで、値ごろ感も意識されているようだ。
メディビ<2369>:61円(売り気配)
ストップ安売り気配。売上高に係る上場廃止基準に関し、8月15日から監理銘柄に指定されている。同社は同日、不適切な会計処理に関する第三者委員会の調査報告書を受領しており、過去の有価証券報告書等を訂正する予定で、その結果15年12月期における連結売上高が1億円未満となる見込みであるとしている。今後は、訂正有価証券報告書の提出をもって整理銘柄に指定され、その後(1ヶ月後)に上場廃止となる見込み
ドリコム<3793>:1440円(前日比+85円)
大幅反発で年初来高値更新。同社はシリーズ累計販売本数900万本以上を誇る「ダービースタリオン」初となるスマートフォンゲームのリリースを予定しているが、公式サイトを8月15日より公開したと発表している。また、正式名称は「ダービースタリオン マスターズ」に決定したという。
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