フュージョン Research Memo(9):17/6期は前期比4円増配の18円と8期連続の増配を予定
[16/09/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■財務状況と株主還元策
(1)財務状況
フュージョンパートナー<4845>の2016年6月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比6,104百万円増加の9,633百万円となった。主な変動要因は現預金で3,629百万円、持分法で会計処理される投資で1,994百万円、のれんで296百万円、有形固定資産で185百万円の増加となった。
一方、負債は前期末比4,186百万円増加の5,720百万円となった。主な変動要因は有利子負債が2,950百万円、営業債務及びその他の債務が909百万円、未払法人税が326百万円の増加となった。また、純資産は前期末比1,918百万円増加の3,913百万円となった。主な変動要因は新株発行が875百万円、自己株式処分が454百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上により830百万円の増加となり、配当金の支払いが181百万円の減少要因となった。
経営指標を見ると、有利子負債の増加に伴い自己資本比率が低下し、有利子負債比率が上昇するなど財務の健全性がやや低下したように見えるが、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)で見れば前期末比679百万円増加の1,760百万円となっており、財務基盤は厚みを増していると言える。
なお、2017年6月期はソフトブレーンが子会社として加わるため、連結の財務状況も大きく変わることになる。ソフトブレーンの2016年6月末の財務状況は、現預金が約27億円、有利子負債が約1.5億円、自己資本比率が62.7%となっており、財務の健全性は同社と比較して高い。このため、連結後の財務状況は前期末と比較すると良化することが見込まれる。
(2)株主還元策
株主還元策としては財務体質の強化と今後の事業展開を図るために必要な内部留保を確保しつつ、安定的、継続的な配当を実施していくことを基本方針としている。2017年6月期は1株当たり配当金で前期比4円増の18円と8期連続の増配を予定しており、今後も収益の拡大を続け増配を継続していきたい考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(1)財務状況
フュージョンパートナー<4845>の2016年6月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比6,104百万円増加の9,633百万円となった。主な変動要因は現預金で3,629百万円、持分法で会計処理される投資で1,994百万円、のれんで296百万円、有形固定資産で185百万円の増加となった。
一方、負債は前期末比4,186百万円増加の5,720百万円となった。主な変動要因は有利子負債が2,950百万円、営業債務及びその他の債務が909百万円、未払法人税が326百万円の増加となった。また、純資産は前期末比1,918百万円増加の3,913百万円となった。主な変動要因は新株発行が875百万円、自己株式処分が454百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上により830百万円の増加となり、配当金の支払いが181百万円の減少要因となった。
経営指標を見ると、有利子負債の増加に伴い自己資本比率が低下し、有利子負債比率が上昇するなど財務の健全性がやや低下したように見えるが、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)で見れば前期末比679百万円増加の1,760百万円となっており、財務基盤は厚みを増していると言える。
なお、2017年6月期はソフトブレーンが子会社として加わるため、連結の財務状況も大きく変わることになる。ソフトブレーンの2016年6月末の財務状況は、現預金が約27億円、有利子負債が約1.5億円、自己資本比率が62.7%となっており、財務の健全性は同社と比較して高い。このため、連結後の財務状況は前期末と比較すると良化することが見込まれる。
(2)株主還元策
株主還元策としては財務体質の強化と今後の事業展開を図るために必要な内部留保を確保しつつ、安定的、継続的な配当を実施していくことを基本方針としている。2017年6月期は1株当たり配当金で前期比4円増の18円と8期連続の増配を予定しており、今後も収益の拡大を続け増配を継続していきたい考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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