ADワークス Research Memo(5):収益不動産残高の積み上げを目的に有利子負債が増加
[16/11/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(2)財務状況
エー・ディー・ワークス<3250>の2016年9月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比4,176百万円増加の22,102百万円となった。主な増減要因は、販売用収益不動産の増加で3,676百万円、現金及び預金の増加で304百万円となっている。
一方、負債は前期末比4,045百万円増加の16,128百万円となった。収益不動産の仕入れを積極的に行ったことに伴い、有利子負債が同3,734百万円増加したことが主因となっている。また、純資産は同130百万円増加の5,973百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が同199百万円増加した一方で、円高の進行に伴い為替換算調整勘定が同79百万円減少した。
主要経営指標を見ると、有利子負債の増加により有利子負債比率が前期末の182.9%から242.2%に上昇し、自己資本比率が32.6%から26.9%に低下した。収益不動産残高の積み上げを目的に、有利子負債を増やしたことが要因となっている。第3四半期以降も収益不動産残高の積み上げを継続していく方針であり、有利子負債の水準も幾分増加する見込みとなっている。金利上昇局面ではこうした有利子負債の増加はリスク要因となるが、現状は超低金利が続いており、本業の収益で金融費用を十分賄えていることから、特段の事業リスクにはならないと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(2)財務状況
エー・ディー・ワークス<3250>の2016年9月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比4,176百万円増加の22,102百万円となった。主な増減要因は、販売用収益不動産の増加で3,676百万円、現金及び預金の増加で304百万円となっている。
一方、負債は前期末比4,045百万円増加の16,128百万円となった。収益不動産の仕入れを積極的に行ったことに伴い、有利子負債が同3,734百万円増加したことが主因となっている。また、純資産は同130百万円増加の5,973百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が同199百万円増加した一方で、円高の進行に伴い為替換算調整勘定が同79百万円減少した。
主要経営指標を見ると、有利子負債の増加により有利子負債比率が前期末の182.9%から242.2%に上昇し、自己資本比率が32.6%から26.9%に低下した。収益不動産残高の積み上げを目的に、有利子負債を増やしたことが要因となっている。第3四半期以降も収益不動産残高の積み上げを継続していく方針であり、有利子負債の水準も幾分増加する見込みとなっている。金利上昇局面ではこうした有利子負債の増加はリスク要因となるが、現状は超低金利が続いており、本業の収益で金融費用を十分賄えていることから、特段の事業リスクにはならないと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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