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注目銘柄ダイジェスト(前場):JAL、すかいらーく、夢の街創造委など

注目トピックス 日本株
JAL<9201>:3665円(+36円)
買い優勢。本日は17年3月期決算の権利付最終売買日となる。同社にも株主優待狙いの資金が向かっているもよう。優待は、毎年3月31日(9月30日)現在の株主に対し、同社グループの国内定期航空路線の割引券(片道1区間を50%割引)を配布する内容となっている。日本航空、日本トランスオーシャン航空など各社の国内線全路線が対象。3月31日を基準日とする優待券の使用期限は17年6月1日から18年5月31日まで。


東製綱<5981>:1820円(+91円)
大幅反発。17年3月期の営業利益予想を44億円から33億円、最終利益予想を27億円から12億円に引き下げている。増益予想から一転しての大幅減益見通しだが、市場では悪材料出尽くしとの見方が優勢となっているようだ。海外向けの炭素繊維ケーブルなど開発製品の納入ずれ込みで、売上高が減少。また、商業施設増加による競争激化を背景に、賃貸用不動産の収益性が低下し、約32億円の減損損失を計上したことが要因。


グンゼ<3002>:464円(+24円)
大幅反発。みずほ証券は、目標株価を440円から500円に引き上げた(「買い」継続)。バリュエーション基準を過去水準のPBRから、同業企業比較に変更。アパレル事業の収益回復が本格化している他、電子部品事業の台湾子会社清算により、懸念のタッチパネル事業の赤字が大幅改善する可能性が見えてきたと指摘。この効果は18年3月期以降顕在化する見込みだが、来期ガイダンス発表時に同事業の黒字化が明確になれば、評価は一段と上昇するとみているもよう。


すかいらーく<3197>:1640円(-79円)
大幅続落。同社親会社のBain Capital Skylark Hong Kong Limitedが保有する同社株式を海外で一部売却することを発表。売却株数は2143万3400株、売却価格は1株につき1635円で売却総額は約350億円となる。発行済株式総数に対して約11%の売却となることから、需給悪化懸念が先行。なお、この取引により親会社の異動が生じる予定となっている。


ブラス<2424>:1296円(+121円)
一時1436円まで急伸し上場来高値更新。従前に4月7日付でマザーズから東証1部または2部、名証セントレックスから名証1部または2部へ市場変更すると発表していたが、前日に東証1部及び名証1部銘柄となることが決定した。同時に実施する株式の売出しについては、売出価格が1株1133円に決まった。東証1部への市場変更によるパッシブファンド等の資金流入期待が改めて高まっているようだ。


イード<6038>:1275円(+116円)
5日ぶり大幅反発。3月31日より発売予定のVR(仮想現実)コンテンツシリーズの第1弾「トキメキメテオ Vol.1倉持由香」「Vol.2星名美津紀」のデジタル版を、DMM.comの運営する動画配信プラットフォーム「DMM.com」にて先行配信すると発表している。「トキメキメテオ」は、最新のVR映像技術を活用し、憧れのアイドル達と触れ合えるような体験を提供するVRコンテンツシリーズという。


オーテック<1736>:1700円(+173円)
一時1840円まで急伸し上場来高値更新。17年3月期の期末配当予想を従来の1株当たり30.00円から48.00円(前期は特別配当8.00円を含め38.00円)へと増額修正している。通期の業績及び今後の事業環境等を総合的に勘案したという。17年3月期業績予想は増収減益とされているが、第3四半期まで2ケタ増益で推移している。


夢の街創造委<2484>:820円(+52円)
急反発。16年9月-17年2月期(第2四半期累計)の業績観測が報じられている。営業利益は前年同期比64%増の3.50億円程度となり、従来予想から約1億円上振れしたようだ。売上高は同20%増の24億円強とみられている。主力の出前取り次ぎサイト「出前館」は利便性を高めた効果で利用者が増加し、新たに配達代行サービスを始めたことも手数料収入を押し上げたという。同社は3月30日に決算発表を予定している。


寺崎電気<6637>:1059円(+150円)
ストップ高で昨年来高値更新。同社子会社で電気制御装置製造のテラテックと久留米工業大学が、重油と水の混合燃料を生成する装置を開発したと一部メディアで報じられている。水の粒子を数百ナノメートル(ナノは10億分の1)まで微細化することで高価な界面活性剤を使わなくても分離しにくいのが特徴という。ボイラーでは約20%の燃費改善が見込めるといい、燃料に重油を使う工場の多い九州などから需要を開拓するようだ。



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