注目銘柄ダイジェスト(前場):JAC、東芝、キヤノンなど
[17/04/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
JAC<2124>:1643円(-163円)
急反落。前日の大引け後に3月の月次業績を発表している。3月(単月)の連結売上高は、前年同月比6.8%増の約10.18億円となり、16年6月以来の1桁成長となったことから減速感が嫌気される展開となっているようだ。なお、株価は本日の急反落を受けて、再び25日線を割り込んできている。
日機装<6376>:1102円(-51円)
売り優勢。LNGの下流分野や産業ガス関連の装置メーカー、米クライオジェニック・インダストリーズの事業子会社4社の全株式を取得すると発表。世界のLNG市場は拡大基調にあること、買収を通じてLNGのサプライチェーン全体に機器を供給する体制が整うことから、業績寄与を期待する声も聞かれる。しかし、買収費用が同社買収案件で最大規模の約490億円とされ、費用負担懸念が先行しているようだ。
キヤノン<7751>:3505円(+112円)
買い優勢。17年12月期の第1四半期の営業利益(米国会計基準)が800億円前後と前年同期の約2倍になったようだとの業績観測が材料視されている。買収した東芝メディカルシステムズが大きく寄与した他、デジタルカメラや事務機などの主力事業も上向いたようだ。通期業績の営業利益は会社計画(2550億円)を上振れ2700億円程度になるとも報じられ、コンセンサス水準までの上振れ観測が買い安心感に繋がっているようだ。
NOK<7240>:2565円(+212円)
急伸。17年3月期の営業利益見通しを303億円から397億円に引き上げている。シール事業で自動車向け及び一般産業機械向けの需要が増加、電子機器部門事業ではスマホ向けの需要が継続し、為替の影響もあって売上、営業利益とも想定より増加したようだ。コンセンサスで同利益は330億円程度と見込まれていた他、7月に下方修正を出していたこともあり、修正がポジティブサプライズとなっている。
東芝<6502>:219.5円(+10.7円)
大幅続伸。半導体メモリー事業買収を目指す台湾の鴻海精密工業の提案の全容が報じられている。アップルやアマゾンなど米3社と、傘下のシャープ<6753>など日本企業で「日米台」の連合を組むようだ。東芝<6502>が株式の2割、日本企業が2割、米企業が4割で鴻海の出資比率は2割にとどめるという。中国に近い台湾企業への売却を懸念する声もあったが、報道を受けて買収実現への期待感が高まる格好に。
オロ<3983>:3435円(+355円)
大幅に4日続伸。同社が開発・販売するクラウドERP(統合業務システム)「ZAC Enterprise」の販売累計が10万ライセンスを突破したと発表している。14年の5万ライセンスから約3年で2倍に拡大した。06年の発売開始以来、400社以上の導入実績を有しているという。「ZAC Enterprise」は販売管理、購買管理、勤怠管理、経費管理などの機能を有し、クラウドで統合業務システムとして活用することで、プロジェクト別の利益管理を実現する。
シンプロメンテ<6086>:2174円(+297円)
大幅続伸。4月10日付で乃村工藝社<9716>との資本提携及び業務提携に関する最終契約締結の協議期間を延長するとのリリースを公表していたが、27日に最終契約締結を行う見通しになったと発表している。乃村工藝社の完全子会社であるテスコと株式交換を行い、テスコを完全子会社とする。乃村工藝社に交付する同社株式は発行済株式数の10%をメドとしている。
ライフネット<7157>:430円(+46円)
一時441円まで急伸し年初来高値を大きく更新。17年3月期決算において保険業法第113条繰延資産の一括償却を行うことを発表している。16年3月末には21.20億円を計上していた。この一括償却に伴い、17年3月期の経常損益は20.31億円の赤字(16年3月期は4.75億円の赤字)となる見込み。ただ、将来的な収益改善への期待から本日は買いが向かっているようだ。なお、同社は現時点で18年3月期も経常損失を計上する予定としている。
<WA>
急反落。前日の大引け後に3月の月次業績を発表している。3月(単月)の連結売上高は、前年同月比6.8%増の約10.18億円となり、16年6月以来の1桁成長となったことから減速感が嫌気される展開となっているようだ。なお、株価は本日の急反落を受けて、再び25日線を割り込んできている。
日機装<6376>:1102円(-51円)
売り優勢。LNGの下流分野や産業ガス関連の装置メーカー、米クライオジェニック・インダストリーズの事業子会社4社の全株式を取得すると発表。世界のLNG市場は拡大基調にあること、買収を通じてLNGのサプライチェーン全体に機器を供給する体制が整うことから、業績寄与を期待する声も聞かれる。しかし、買収費用が同社買収案件で最大規模の約490億円とされ、費用負担懸念が先行しているようだ。
キヤノン<7751>:3505円(+112円)
買い優勢。17年12月期の第1四半期の営業利益(米国会計基準)が800億円前後と前年同期の約2倍になったようだとの業績観測が材料視されている。買収した東芝メディカルシステムズが大きく寄与した他、デジタルカメラや事務機などの主力事業も上向いたようだ。通期業績の営業利益は会社計画(2550億円)を上振れ2700億円程度になるとも報じられ、コンセンサス水準までの上振れ観測が買い安心感に繋がっているようだ。
NOK<7240>:2565円(+212円)
急伸。17年3月期の営業利益見通しを303億円から397億円に引き上げている。シール事業で自動車向け及び一般産業機械向けの需要が増加、電子機器部門事業ではスマホ向けの需要が継続し、為替の影響もあって売上、営業利益とも想定より増加したようだ。コンセンサスで同利益は330億円程度と見込まれていた他、7月に下方修正を出していたこともあり、修正がポジティブサプライズとなっている。
東芝<6502>:219.5円(+10.7円)
大幅続伸。半導体メモリー事業買収を目指す台湾の鴻海精密工業の提案の全容が報じられている。アップルやアマゾンなど米3社と、傘下のシャープ<6753>など日本企業で「日米台」の連合を組むようだ。東芝<6502>が株式の2割、日本企業が2割、米企業が4割で鴻海の出資比率は2割にとどめるという。中国に近い台湾企業への売却を懸念する声もあったが、報道を受けて買収実現への期待感が高まる格好に。
オロ<3983>:3435円(+355円)
大幅に4日続伸。同社が開発・販売するクラウドERP(統合業務システム)「ZAC Enterprise」の販売累計が10万ライセンスを突破したと発表している。14年の5万ライセンスから約3年で2倍に拡大した。06年の発売開始以来、400社以上の導入実績を有しているという。「ZAC Enterprise」は販売管理、購買管理、勤怠管理、経費管理などの機能を有し、クラウドで統合業務システムとして活用することで、プロジェクト別の利益管理を実現する。
シンプロメンテ<6086>:2174円(+297円)
大幅続伸。4月10日付で乃村工藝社<9716>との資本提携及び業務提携に関する最終契約締結の協議期間を延長するとのリリースを公表していたが、27日に最終契約締結を行う見通しになったと発表している。乃村工藝社の完全子会社であるテスコと株式交換を行い、テスコを完全子会社とする。乃村工藝社に交付する同社株式は発行済株式数の10%をメドとしている。
ライフネット<7157>:430円(+46円)
一時441円まで急伸し年初来高値を大きく更新。17年3月期決算において保険業法第113条繰延資産の一括償却を行うことを発表している。16年3月末には21.20億円を計上していた。この一括償却に伴い、17年3月期の経常損益は20.31億円の赤字(16年3月期は4.75億円の赤字)となる見込み。ただ、将来的な収益改善への期待から本日は買いが向かっているようだ。なお、同社は現時点で18年3月期も経常損失を計上する予定としている。
<WA>