カイオム・バイオS---17年12月期増収、損失幅も縮小、創薬事業でライセンス契約一時金・マイルストーン料受領
[18/02/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
カイオム・バイオサイエンス<4583>は14日、2017年12月期決算を発表した。売上高が前期比3.0%増の2.59億円、営業損失が8.87億円(前期は10.42億円の損失)、経常損失が8.83億円(同10.47億円の損失)、当期純損失が8.82億円(同14.91億円の損失)となった。
創薬事業の売上高は0.59億円(前年同期比0.32億円増加)、セグメント利益(売上総利益)は0.57億円(同0.36億円増加)となった。17年9月にスイスのADC Therapeutics社(以下「ADCT社」)とLIV-1205のADC開発用途における全世界での独占的な開発、製造及び販売に関する第三者への実施許諾権付のライセンス契約を締結し、契約一時金を受領した。ADCT社での開発は順調に進捗し、11月には最初のマイルストーン達成によるマイルストーン料を受領した。また、LIV-1205のnaked抗体については、17年9月、ドイツのProBioGen社を臨床開発に向けた製剤の委託パートナーとして選定して契約を締結し、同社の保有する技術を活用して、ADCC活性(抗体依存性細胞傷害活性)を高めた抗体産生細胞の開発を開始した。
創薬支援事業の売上高2.00億円(前年同期比0.24億円減少)、セグメント利益(売上総利益)は1.17億円(同0.23億円増加)となった。中外製薬<4519>及び同社の海外子会社であるChugai Pharmabody Research Pte.Ltd.との委託研究に関する契約に基づく取引が事業の中心となった。また、田辺三菱製薬<4508>及びTanabe Research Laboratories U.S.A., Inc.との契約に基づく抗体作製プロジェクトも引き続き進めた。その他、ADLib(R)システムを含む同社の複数の抗体作製技術や関連技術を駆使した新たな受託案件及び共同研究も実施している。
2018年12月期通期の業積予想は、創薬事業について合理的な業積予想が困難として開示していないが、創薬支援事業については売上高のみ開示しており、2018年12月期通期の創薬支援事業の売上高は2.20億円としている。
<TN>
創薬事業の売上高は0.59億円(前年同期比0.32億円増加)、セグメント利益(売上総利益)は0.57億円(同0.36億円増加)となった。17年9月にスイスのADC Therapeutics社(以下「ADCT社」)とLIV-1205のADC開発用途における全世界での独占的な開発、製造及び販売に関する第三者への実施許諾権付のライセンス契約を締結し、契約一時金を受領した。ADCT社での開発は順調に進捗し、11月には最初のマイルストーン達成によるマイルストーン料を受領した。また、LIV-1205のnaked抗体については、17年9月、ドイツのProBioGen社を臨床開発に向けた製剤の委託パートナーとして選定して契約を締結し、同社の保有する技術を活用して、ADCC活性(抗体依存性細胞傷害活性)を高めた抗体産生細胞の開発を開始した。
創薬支援事業の売上高2.00億円(前年同期比0.24億円減少)、セグメント利益(売上総利益)は1.17億円(同0.23億円増加)となった。中外製薬<4519>及び同社の海外子会社であるChugai Pharmabody Research Pte.Ltd.との委託研究に関する契約に基づく取引が事業の中心となった。また、田辺三菱製薬<4508>及びTanabe Research Laboratories U.S.A., Inc.との契約に基づく抗体作製プロジェクトも引き続き進めた。その他、ADLib(R)システムを含む同社の複数の抗体作製技術や関連技術を駆使した新たな受託案件及び共同研究も実施している。
2018年12月期通期の業積予想は、創薬事業について合理的な業積予想が困難として開示していないが、創薬支援事業については売上高のみ開示しており、2018年12月期通期の創薬支援事業の売上高は2.20億円としている。
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