イーストン Research Memo(2):主力製品が順調に拡大し増収増益。営業利益と経常利益は過去最高を更新
[18/07/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績の動向
● 2018年3月期決算の概要
ルネサスイーストン<9995>の2018年3月期決算は、売上高81,616百万円(前期比5.2%増)、営業利益1,990百万円(同70.4%増)、経常利益2,105百万円(同69.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,254百万円(同50.9%増)と増収・大幅増益決算となった。
同社は2017年9月13日に通期の業績見通しを上方修正したが、それを上回っての着地となり、2009年4月のルネサスイーストン統合後の営業利益と経常利益の過去最高を更新した。
売上高の品目別内訳では、主力の集積回路はマイコンが自動車、産業両分野、ロジックICが産業分野を中心に伸長し、前期比3.3%増の56,857百万円となった。半導体素子はパワーデバイスやトランジスタが自動車・産業・民生の各分野で好調となり、同6.9%増の12,599百万円となった。表示デバイスはアミューズメント分野向けの減少により同30.9%減の2,097百万円にとどまった。その他は産業分野向けパーツが増加し、同30.1%増の10,062百万円となった。
利益面では、売上総利益が前期比約740百万円増加した。この内訳は、売上総利益率が前期の9.7%から当期は10.2%に上昇したことによるものが約340百万円、売上高の増収によるものが約390百万円となる。売上総利益率の上昇は、同社が従来から取り組んできた、個別商材ごとの利益率改善努力に加え、高粗利製品のスポット受注によるものとみられる。
販管費はシステムの減価償却費の減少や全社的な経費節減努力などが寄与して前期比約80百万円減少した。その結果、売上総利益の増益約740百万円と合わせて、営業利益は同822百万円(70.4%)増の1,990百万円に達した。営業外収支が前期比約40百万円改善した結果、経常利益の増益額は866百万円へと拡大した。特別損益項目には大きなものはなく、法人税等が前期比約450百万円増加した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比423百万円(50.9%)増の1,254百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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● 2018年3月期決算の概要
ルネサスイーストン<9995>の2018年3月期決算は、売上高81,616百万円(前期比5.2%増)、営業利益1,990百万円(同70.4%増)、経常利益2,105百万円(同69.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,254百万円(同50.9%増)と増収・大幅増益決算となった。
同社は2017年9月13日に通期の業績見通しを上方修正したが、それを上回っての着地となり、2009年4月のルネサスイーストン統合後の営業利益と経常利益の過去最高を更新した。
売上高の品目別内訳では、主力の集積回路はマイコンが自動車、産業両分野、ロジックICが産業分野を中心に伸長し、前期比3.3%増の56,857百万円となった。半導体素子はパワーデバイスやトランジスタが自動車・産業・民生の各分野で好調となり、同6.9%増の12,599百万円となった。表示デバイスはアミューズメント分野向けの減少により同30.9%減の2,097百万円にとどまった。その他は産業分野向けパーツが増加し、同30.1%増の10,062百万円となった。
利益面では、売上総利益が前期比約740百万円増加した。この内訳は、売上総利益率が前期の9.7%から当期は10.2%に上昇したことによるものが約340百万円、売上高の増収によるものが約390百万円となる。売上総利益率の上昇は、同社が従来から取り組んできた、個別商材ごとの利益率改善努力に加え、高粗利製品のスポット受注によるものとみられる。
販管費はシステムの減価償却費の減少や全社的な経費節減努力などが寄与して前期比約80百万円減少した。その結果、売上総利益の増益約740百万円と合わせて、営業利益は同822百万円(70.4%)増の1,990百万円に達した。営業外収支が前期比約40百万円改善した結果、経常利益の増益額は866百万円へと拡大した。特別損益項目には大きなものはなく、法人税等が前期比約450百万円増加した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比423百万円(50.9%)増の1,254百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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