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フリービット Research Memo(2):2019年4月期通期予想は連結化する(株)アルクの業績を上乗せし上方修正

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

フリービット<3843>の2019年4月期通期の連結業績は、売上高が前期比24.2%増の48,000百万円、営業利益が同48.5%増の2,750百万円、経常利益が同68.3%増の2,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が250百万円と、売上・利益ともに期初の予想を上方修正した。達成されれば6期連続の増収と過去最高の営業利益の見通しだ。

売上高に関しては、ブロードバンド事業(マンションインターネット)の更なる成長、アドテクノロジー事業の各商品の継続的拡大、ヘルステック事業でのフリービットEPARKヘルスケアを中心とした安定成長は期初の予想どおり。第3四半期から連結されるアルクの売上高(2018年1月期実績6,272百万円)を半期分上乗せした。営業利益に関しては、アドテクノロジー事業が稼ぎ頭となり、モバイル事業とヘルステック事業が黒字化し増益に寄与するというシナリオは期初の予想どおり。ブロードバンド事業においては、不動産テックへの先行投資を継続する。また、期初に計画していた今後の通信トラフィック増に向けて固定網バックボーン更改投資(約1,000百万円)は、順次行うやり方も検討中であり、2019年4月期中に全予算を投資しない可能性がある。アルクの営業利益への貢献予想250百万円(2018年1月期実績301百万円)を上乗せし上方修正した。第1四半期の好調な滑り出し及びアルクの過去の安定的な業績推移から、業績の上方修正は妥当と評価できる。なお、同社持分法適用子会社であるトーンモバイル(株)の事業拡大に向けた追加出資を行うことに伴い、営業外費用193百万円を計上する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



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