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ケネディクス---19年12月期2ケタ増収、全セグメントの売上高が増加

注目トピックス 日本株
ケネディクス<4321>は12日、2019年12月期連結決算を発表した。営業収益が前期比11.0%増の703.26億円、営業利益が同9.7%増の159.31億円、経常利益が同15.9%増の158.41億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.5%減の106.73億円となった。

顧客投資家への投資機会を提供するために、オフィス、住宅、ホテル、商業及び物流施設等への投資を積極的に進め、これらの物件でファンドを組成し、アセットマネジメント業務を受託することにより、着実に受託資産残高(AUM)を拡充した。当年度末におけるAUMの総額は2兆3,922億円となり、前年度末比では、2,938億円(14.0%)の純増となった。

アセットマネジメント事業の営業収益は前期比9.1%増の113.25億円、営業利益は同23.8%増の77.09億円となった。私募ファンドを中心にAUMが拡充した結果、安定収益であるアセットマネジメントフィー及び資産取得時に受領するアクイジションフィーが増加した。

不動産管理事業の営業収益は前期比22.5%増の38.23億円、営業利益は同36.9%増の12.51億円となった。受託物件の増加に加えテナント誘致が進展したことにより、リーシング業務、テナント入居関連工事が拡大した。

不動産運営事業の営業収益は前期比22.9%増の43.56億円、営業利益は同736.4%増の3.33億円となった。ホテルの新規開業効果に加え、サービスアパートメント、サービスオフィス共に稼働率・賃料水準が向上した。

不動産投資事業の営業収益は前期比9.6%増の514.82億円、営業利益は同9.3%減の79.59億円となった。堅調な不動産市況を背景にたな卸資産の売却を進めた。

2020年12月期通期の業績予想については、営業利益が同0.4%増の160.00億円、経常利益が同3.5%増の164.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.7%増の115.00億円を見込んでいる。アセットマネジメント事業を中心に安定的な収益基盤を有しているが、不動産投資事業は、経済環境や不動産市場等の影響を大きく受ける状況にあり、現状では営業収益の予測が困難であるため、営業収益の予想は記載していない。

また、同日、当期の期末配当について、前回予想から1.00 円増配し、1 株につき8.50 円とすることを発表した。既に実施した中間配当1 株につき7.50 円と合わせた年間配当は1 株につき16.00 円となる予定。




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