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ホットリンク Research Memo(3):SaaS事業、ソリューション事業、クロスバウンド事業の3事業を展開

注目トピックス 日本株
■会社概要

2. 事業内容
ホットリンク<3680>の事業は、SaaS事業、ソリューション事業、クロスバウンド事業の3つに分けて開示しており、同社及び子会社3社(Effyis、トレンドExpress、数慧光(上海)商務諮詢)で事業展開を進めている。各事業の内容は以下のとおりとなる。

(1) SaaS事業
同社が展開するSaaS事業では、「クチコミ@係長」を提供している。「クチコミ@係長」は、「5ちゃんねる」やTwitter、各種ブログなどから収集するソーシャル・ビッグデータをもとに、自社の商品開発や販促活動、競合他社比較等の調査などに利活用する分析ツールとなる。初期導入費用は10万円、月額利用料は13万円からとなっており、利用可能ID数や対象メディア、データ容量などによって料金が加算され、大口ユーザーでは月額100万円程度となる企業もある。累積導入社数は1,000社以上で、このうち現在の実稼働数は約300社となっている。消費財メーカーやサービス、金融業界など幅広い企業に導入されており、利用企業の約8割は大企業となっている。

「クチコミ@係長」の特徴は、国内最大級のソーシャルメディアデータを保有し、トレンド分析や属性分析などを簡単操作、かつリアルタイムに実行できること、また、テレビやWebニュース等とのクロスメディア分析、自社が保有するデータ(アンケート、コールログ等)のテキストマイニングを行うデータインポート分析機能なども実装していることが挙げられる。特に、ソーシャルメディア分析では国内ブログの約90%をカバーしているほか、投稿サイト「5ちゃんねる」の過去データや、全世界のTwitterデータを相手先との契約に基づいてすべて収集するなど、国内では圧倒的なソーシャルメディアデータの保有量を誇っている。また、同ツールではトレンド分析などをリアルタイムで行えることから、顧客企業が自社のマーケティング施策に迅速に活用することができる。

(2) ソリューションサービス
ソリューション事業には、同社が国内で展開するSNSマーケティング支援事業とEffyis(ブランド名:Socialgist)がグローバルで展開するソーシャルメディアのデータアクセス権販売事業がある。

SNSマーケティング支援事業では、同社が「クチコミ@係長」を構成する「データ」及び「分析エンジン」をSIer等に提供するデータプラットフォームサービス(OEM提供)のほか、主にTwitterを活用したマーケティング支援サービス(SNS広告販売及びコンサルティングサービス)があり、現在は後者のビジネスに注力している。費用対効果の高いプロモーション施策の運用ノウハウを同社が持っており、こうした施策に関するコンサルティングニーズが高いためだ。

SNSを使ったプロモーション施策として、同社は消費者の購買行動プロセスを「ULSSAS(ウルサス)」として体系化している。具体的には、UGC(ユーザー発信のクチコミ)を起点として、Like(いいね)→Search1(SNSでの検索)→Search2(検索エンジンでの検索)→Action(購買)→Spread(拡散)を一連のプロセスとし、このプロセスを循環させることで顧客企業の商品の「売上アップ」を実現していくことになる。この循環プロセスを作り上げるノウハウが重要と考えている。売上高の大半は広告販売で占められるが利益率は低く、コンサルティングサービスで利益を稼ぐビジネスモデルとなっている。

一方、Effyisは世界中のソーシャルメディア(ブログ、掲示板、Q&A、レビューサイト等)のビッグデータを収集し、グローバルIT企業(ソーシャル・ビッグデータ分析、マーケティングプラットフォーム、BI等のツールベンダーなど)に販売するソーシャル・ビッグデータの流通販売大手で、Twitterを除く世界中の公開型大手SNSのデータを取り扱う最大手企業となる。主要顧客にはセールスフォース・ドットコムやIBMなどのほか、金融機関や政府機関、SaaS事業等を手掛けるベンチャーIT企業など数多くの企業がある。

(3) クロスバウンドサービス
子会社のトレンドExpressで展開する事業となる。訪日外国人の消費動向を分析した定期発行のレポートサービス「中国トレンドExpress」(月額8万円)や、顧客ニーズに合わせたカスタムリサーチサービスを提供しているほか、2017年6月より中国市場でのWebプロモーション支援サービス「トレンドPR」、同年12月より中国向け越境ECサービス「越境EC X」などを開始している。

「トレンドPR」は自社の商品やブランドを中国市場で認知・育成し、売上拡大を目指す企業に対して、費用対効果の高いマーケティング支援を提供するサービスとなる。具体的には、同社が強みとする中国市場でのソーシャル・ビッグデータ分析に基づき、最適なマーケティング施策の企画・立案、実行(中国人に刺さるネット記事の作成や最適なWebメディアへの露出等)と、その後の効果測定や改善提案までPDCAサイクルを回すことで、中国市場での販売アップを支援していくサービスとなる。顧客側から見れば、データがすべて可視化できるため、費用対効果が明確となり、プロモーション施策のための予算を組みやすくなると言ったメリットがある。1案件(PDCAサイクル1回転分)当たりの料金は様々だが、平均で300〜500万円程度となる。顧客は化粧品や日用品、ヘルスケア商品などのBtoC企業が多い。

一方、「越境EC X」は大手ECサイトの「Taobao」内に出店する有力店舗や有力KOLの個人店舗のほか、約7千万人のユーザーを抱え、日中間のソーシャルバイヤー約45万店舗をネットワーク化している「微店」などと提携し、これらのネットワークを使って販売プロモーションを行い、効率的に中国市場での認知度を向上させ、商品の販売増を実現していくサービスとなる。集客から販売、物流、カスタマーサポートまでをワンストップで提供し、対象となる商品の販売額に応じた成果報酬を得るビジネスモデルとなっていることが特徴だ。このため、プロモーション期間中に対象商品が爆発的にヒットした場合には、収益への貢献度が大きくなる可能性がある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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