クラウドワークス:急成長企業の子会社化を発表、M&A戦略の強力な進捗を確認
[24/10/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*15:57JST クラウドワークス:急成長企業の子会社化を発表、M&A戦略の強力な進捗を確認
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」をはじめとした企業と個人をつなぐマッチングプラットフォームを開発・運営しているクラウドワークス<3900>は10月31日の取引終了後、株式会社CLOCK・IT(以下、「CLOCK・IT」)の発行済株式の100%を取得し、同社を連結子会社化すると発表した。
CLOCK・ITはシステムインテグレーション、Web アプリケーションの受託開発、自社メディアの企画・開発・運営等をてがけており、2024年3月期売上高が前期比29.6%増の2,146百万円、営業利益が同54.5%増の51百万円と大幅増収増益の急成長企業となる。
10月29日にはインゲートの子会社化を発表したばかり。クラウドワークスは成長加速に向けてM&A推進体制を大幅に強化しているが、その戦略の強力な進捗が確認されている。10月17日には2024年9月通期業績予想の上方修正、8月2日には初の配当と株主優待の発表を行うなど、株価にポジティブな材料が相次いでいる。
なお、CLOCK・ITをグループ会社とすることで、クラウドワークスの全社売上総利益の約6割を占めるエンジニア/デザイナー領域において、より付加価値の高い提案が可能となる。クラウドワークスのプラットフォームに登録するクライアント企業は99.0万社、登録ワーカーは654.8 万人を突破し、人材マッチング市場のリーディングカンパニーとしての地位を確立している。当プラットフォームに登録しているフリーランス人材が CLOCK・ITの開発・運用案件に参画することで、両社の成長が見込まれることになる。
今回の取得費用は1,160百万円(純資産131百万円)。CLOCK・ITの連結子会社化によるクラウドワークス連結業績への取込みは、2025 年9月期第1四半期からとなる。2024 年11月に開示予定の2024年9月期通期決算説明資料にて、CLOCK・IT取込後の2025年9月期業績予想が開示される。CLOCK・ITの高い利益成長に加え、クラウドワークスとのシナジーを鑑みれば、遠くない将来において、のれん償却もこなしての利益貢献が見込まれる。
なお、同社のM&Aを推進する体制は段階的に強化されており、前期2024年9月期は年間5件のM&A・資本業務提携を実行、前々期までの年間2件ペースから倍増した。前期以前のM&Aが比較的うまく同社に融合しているのは数値が示すところであるが、8月からはM&Aの体制を大きく拡充するため、執行役員4名がM&AとPMIの両面で緊密に連携する執行体制に移行した。加えて、M&A等の成長投資枠として120億円(現預金からの拠出分 20億円、借入枠100億円)の原資が確保可能となっており、同社はこれらのM&A推進体制の大幅強化により、これまでとは異なる非連続な成長を目指す方針だ。
同社グループの事業領域は、創業事業のフリーランス市場から、派遣事業・副業事業・コンサル/BPO事業へ拡大している。この成長施策の一環として、7月にUI/UXデザインに強い開発会社(ソニックムーブ)を子会社化。加えて、10月29日には、人材紹介事業とITソリューション事業をてがけるインゲートの子会社化を発表。今回発表したCLOCK・ITの連結子会社化も含めて、この4カ月の間に3社の子会社化を発表した同社グループは、DXコンサルティング領域を集中的に強化しており、同社の成長加速に向けたM&A戦略の加速が着実に進んでいる。
<NH>
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」をはじめとした企業と個人をつなぐマッチングプラットフォームを開発・運営しているクラウドワークス<3900>は10月31日の取引終了後、株式会社CLOCK・IT(以下、「CLOCK・IT」)の発行済株式の100%を取得し、同社を連結子会社化すると発表した。
CLOCK・ITはシステムインテグレーション、Web アプリケーションの受託開発、自社メディアの企画・開発・運営等をてがけており、2024年3月期売上高が前期比29.6%増の2,146百万円、営業利益が同54.5%増の51百万円と大幅増収増益の急成長企業となる。
10月29日にはインゲートの子会社化を発表したばかり。クラウドワークスは成長加速に向けてM&A推進体制を大幅に強化しているが、その戦略の強力な進捗が確認されている。10月17日には2024年9月通期業績予想の上方修正、8月2日には初の配当と株主優待の発表を行うなど、株価にポジティブな材料が相次いでいる。
なお、CLOCK・ITをグループ会社とすることで、クラウドワークスの全社売上総利益の約6割を占めるエンジニア/デザイナー領域において、より付加価値の高い提案が可能となる。クラウドワークスのプラットフォームに登録するクライアント企業は99.0万社、登録ワーカーは654.8 万人を突破し、人材マッチング市場のリーディングカンパニーとしての地位を確立している。当プラットフォームに登録しているフリーランス人材が CLOCK・ITの開発・運用案件に参画することで、両社の成長が見込まれることになる。
今回の取得費用は1,160百万円(純資産131百万円)。CLOCK・ITの連結子会社化によるクラウドワークス連結業績への取込みは、2025 年9月期第1四半期からとなる。2024 年11月に開示予定の2024年9月期通期決算説明資料にて、CLOCK・IT取込後の2025年9月期業績予想が開示される。CLOCK・ITの高い利益成長に加え、クラウドワークスとのシナジーを鑑みれば、遠くない将来において、のれん償却もこなしての利益貢献が見込まれる。
なお、同社のM&Aを推進する体制は段階的に強化されており、前期2024年9月期は年間5件のM&A・資本業務提携を実行、前々期までの年間2件ペースから倍増した。前期以前のM&Aが比較的うまく同社に融合しているのは数値が示すところであるが、8月からはM&Aの体制を大きく拡充するため、執行役員4名がM&AとPMIの両面で緊密に連携する執行体制に移行した。加えて、M&A等の成長投資枠として120億円(現預金からの拠出分 20億円、借入枠100億円)の原資が確保可能となっており、同社はこれらのM&A推進体制の大幅強化により、これまでとは異なる非連続な成長を目指す方針だ。
同社グループの事業領域は、創業事業のフリーランス市場から、派遣事業・副業事業・コンサル/BPO事業へ拡大している。この成長施策の一環として、7月にUI/UXデザインに強い開発会社(ソニックムーブ)を子会社化。加えて、10月29日には、人材紹介事業とITソリューション事業をてがけるインゲートの子会社化を発表。今回発表したCLOCK・ITの連結子会社化も含めて、この4カ月の間に3社の子会社化を発表した同社グループは、DXコンサルティング領域を集中的に強化しており、同社の成長加速に向けたM&A戦略の加速が着実に進んでいる。
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