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20日の香港市場概況:大幅続落、本土株安など嫌気して8カ月ぶり安値

注目トピックス 外国株

20日の香港市場では主要指数のハンセン指数が大幅続落となり、前日比386.53ポイント安(-1.79%)の21182.16で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同157.63ポイント安(-1.68%)の9203.07、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同58.79ポイント安(-1.47%)の3946.50だった。

ハンセン指数は終日軟調な値動きとなり、終値で昨年7月10日以来、約8カ月ぶりの安値を付けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、米国の利上げ時期が予想よりも早まるとの見方が浮上。香港でも不動産株などに売りが広がった。後場に入ると、さえない決算を発表した中国移動(00941/HK)が売り込まれ、指数の下げを主導。この日の中国本土株が午後に値を崩したことも投資家心理を冷やした。

ハンセン指数の構成銘柄では、昼休み時間に決算を発表した中国移動が3.60%下げた。市場競争の激化などにより、2013年通期は1999年以来の減益に転落。純利益の規模も市場予想を下回った。また、HSBC(00005/HK)が1.11%値下がり。クレディ・スイス(CS)は新興国市場での成長鈍化などを理由に、同社の投資判断を2段階引き下げている。

テンセント(00700/HK)は前日終値近辺で下げ渋る場面も見られたが、結局1.67%安で取引を終えた。前日大引け後に発表した決算が市場予想を下回ったことから、寄り付きは大幅安でスタート。その後は、株式分割の発表を手掛かりとした買い戻しが一部で入ったもようだ。

その他の個別銘柄では、比亜迪(01211/HK)が14.00%安と急落。発表した2013年通期決算が市場予想を下回ったのに加え、2014年1-3月期に大幅減益となる見通しを示したことが嫌気された。半面、傘下の比亜迪電子(00285/HK)は堅調な決算を手掛かりに買い進まれ、0.86%高で引けた。



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