米国株式相場 下落、S&P500指数は最高値更新後に失速
[14/03/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場は下落。ダウ平均は28.28ドル安の16302.77、ナスダックは42.50ポイント安の4276.79で取引を終了した。朝方は小幅上昇して始まったものの、週明けにオランダ・ハーグで開催される核セキュリティ・サミットの行方を見極めたいとの思惑から手控えムードとなり、下落に転じる展開となった。一部企業の冴えない決算も嫌気された。セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや耐久消費財・アパレルが下落した。
セキュリティ・ソフトウェアのシマンテック(SYMC)はベネットCEOの突然の解任を発表して急落。スポーツ用品のナイキ(NKE)は好決算を発表したものの、為替の影響を理由に慎重な見通しを示し下落した。宝飾品小売のティファニー(TIF)は決算が予想を下回り、軟調推移。バイオ関連のギリアド・サイエンシズ(GILD)は、C型肝炎治療薬「ソバルディ」の高額な薬価の根拠について米議会からの問い合わせを受け下落した。一方で資源のクリフス・ナチュラル・リソーシズ(CLF)は投資を大幅に抑制するとの思惑から堅調推移となった。
大型株で構成されるS&P500指数が日中に過去最高値を更新したことで、利益確定の動きが広がったことも下落要因となった。
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