米国株式相場 上昇、バイオやハイテクセクターが重石
[14/03/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場は上昇。ダウ平均は58.83ドル高の16323.06、ナスダックは4.53ポイント高の4155.76で取引を終了した。朝方発表された2月個人所得・支出や3月ミシガン大学消費者信頼感指数が概ね予想に一致したことで買いが先行したものの、その後はバイオ関連やハイテクの一角に売りが広がり上げ幅を縮小する展開となった。一時下落に転じる場面もあったが引けにかけては上昇に転じた。セクター別では、エネルギーや消費者・サービスが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや電気通信サービスが下落した。
ソフトウェアのレッドハット(RHT)は決算が予想を下回り下落。カジノ運営のシーザーズ・エンターテイメント(CZR)は700万株(約1億5千万ドル規模)の増資を発表して大幅下落となった。オンライン小売のアマゾン(AMZN)は、広告収入をベースに無料の動画配信を計画しているとWSJ紙が報じたが、株価は小動き。一方でメディア大手のCBS(CBS)から分離した屋外広告のCBSアウトドア・アメリカス(CBSO)が上場し、堅調推移となった。税務サービスのH&Rブロック(HRB)は、確定申告のサービスへの駆け込み需要への期待感から上昇。
ナスダック総合指数は週次ベースで2012年10月以来となる2.8%の下落となった。
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