概況からBRICsを知ろう〜ブラジル市場は続落、ヴァーレなど資源大手の下落が指数の重し
[14/04/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 51569.69 -0.78%
昨日23日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比407.17ポイント安(-0.78%)の51569.69で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは14、値下がり59と売りが優勢。石油・ガスを除くすべてのセクターが下落し、中でもヘルスケアや消費者サービスに売りが集中した。
小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。鉄鉱石大手ヴァーレ(VALE3)やナショナル製鉄(CSNA3)など大型銘柄の下落が指数の足かせ。4月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI、速報値)が前月から改善したものの、引き続き好不況の分れ目となる50を下回ったことが資源の需要減少懸念を強めた。
【ロシア】MICEX指数 1329.11 -0.49%
23日のロシア市場は3日続落。主要指標のMICEX指数は前日比6.51ポイント安(-0.49%)の1329.11で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは16、値下がり30、変わらず4と売りが優勢となった。
横ばいで寄り付いた後は売りに押され、その後もマイナス圏で一進一退の展開となった。インフレ加速が利下げ観測を後退させた。統計局は23日、年初から4月21日までの消費者物価指数(CPI)上昇率が3.0%となり、前回の2.8%から加速したと発表。また、成長減速懸念も引き続き指数の足かせとなった。4-6月期はゼロ成長に陥る可能性があると予測されている。
【インド】SENSEX指数 22876.54 +0.52%
23日のインドSENSEX指数は反発。小幅高で寄り付いた後に上げ幅を拡大し、その後も高値圏で推移した。外国人投資家(FII)の買い越しが継続していることを受け、銀行やIT、製薬など優良銘柄に買いが継続。また、インフレ加速懸念の後退や、不動産価格が安定しているとの報道も内需関連の物色手がかりとなった。外部環境では、前日の欧米市場の上昇や、4月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI、速報値)が市場予想と一致したことなどが支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2067.38 -0.26%
23日の上海総合指数は反落。午前に小高くなる場面も見られたが、総じてマイナス圏での推移となった。新規株式公開(IPO)が来月にも再開されるとの観測が浮上する中、需給悪化への警戒感が継続した。また、HSBCが朝方発表した中国の4月製造業購買担当者景気指数(PMI)は速報値で48.3と、前月から上昇。ただ、市場予想と一致したほか、引き続き好不況の節目となる50を下回っていることもあり、反応は限定的だった。
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昨日23日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比407.17ポイント安(-0.78%)の51569.69で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは14、値下がり59と売りが優勢。石油・ガスを除くすべてのセクターが下落し、中でもヘルスケアや消費者サービスに売りが集中した。
小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。鉄鉱石大手ヴァーレ(VALE3)やナショナル製鉄(CSNA3)など大型銘柄の下落が指数の足かせ。4月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI、速報値)が前月から改善したものの、引き続き好不況の分れ目となる50を下回ったことが資源の需要減少懸念を強めた。
【ロシア】MICEX指数 1329.11 -0.49%
23日のロシア市場は3日続落。主要指標のMICEX指数は前日比6.51ポイント安(-0.49%)の1329.11で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは16、値下がり30、変わらず4と売りが優勢となった。
横ばいで寄り付いた後は売りに押され、その後もマイナス圏で一進一退の展開となった。インフレ加速が利下げ観測を後退させた。統計局は23日、年初から4月21日までの消費者物価指数(CPI)上昇率が3.0%となり、前回の2.8%から加速したと発表。また、成長減速懸念も引き続き指数の足かせとなった。4-6月期はゼロ成長に陥る可能性があると予測されている。
【インド】SENSEX指数 22876.54 +0.52%
23日のインドSENSEX指数は反発。小幅高で寄り付いた後に上げ幅を拡大し、その後も高値圏で推移した。外国人投資家(FII)の買い越しが継続していることを受け、銀行やIT、製薬など優良銘柄に買いが継続。また、インフレ加速懸念の後退や、不動産価格が安定しているとの報道も内需関連の物色手がかりとなった。外部環境では、前日の欧米市場の上昇や、4月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI、速報値)が市場予想と一致したことなどが支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2067.38 -0.26%
23日の上海総合指数は反落。午前に小高くなる場面も見られたが、総じてマイナス圏での推移となった。新規株式公開(IPO)が来月にも再開されるとの観測が浮上する中、需給悪化への警戒感が継続した。また、HSBCが朝方発表した中国の4月製造業購買担当者景気指数(PMI)は速報値で48.3と、前月から上昇。ただ、市場予想と一致したほか、引き続き好不況の節目となる50を下回っていることもあり、反応は限定的だった。
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