概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は小幅続伸、終盤に上げ幅を急速に縮小
[14/06/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】休場
【ロシア】MICEX指数 1495.09 +0.05%
19日のロシア市場は小幅続伸。主要指標のMICEX指数は前日比0.81ポイント高(+0.05%)の1495.09で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは23、値下がり26、変わらず1と売りが優勢となった。
高値圏で推移した後は終盤に上げ幅を急速に縮小させた。ウクライナ・クリミア半島のロシア編入をめぐり、オーストラリア政府がロシアへの追加制裁を決定したことが終盤の売りにつながったもようだ。今回はドミトリー・ロゴージン副首相を含めて38人及びロシア企業11社が対象となる。前回はロシアとウクライナの12人が対象だった。
【インド】SENSEX指数 25201.80 -0.18%
19日のインドSENSEX指数は小幅続落。イラク情勢の不安定化が引き続き警戒されたほか、アフガニスタンとパキスタンの国境付近にある北大西洋条約機構(NATO)軍の燃料タンクが襲撃されたとの報道も警戒材料。政府関係者はこのほど、イラクでの戦闘継続を受け、原油相場が1バル=120米ドルまで上昇する可能性があると予測した。これが政府予算を2000億ルピー(約3390億円)圧迫するとの懸念を示した。
【中国本土】上海総合指数 2023.73 -1.55%
19日の上海総合指数は大幅に3営業日続落。終値で5月22日以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。朝方こそ買いが優勢となったものの、ほどなく売りに押される展開に。後場に入ると、下げ足を加速させた。引き続き新規株式公開(IPO)の再開による流動性の低下が警戒されたほか、不動産市場の先行き懸念も強まった。また、ベンチャー企業向け株式市場「創業板」が後場に下値を切り下げ、3%を超える大幅安となったことで投資家心理が一気に冷え込んだ。
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