5日の香港市場概況:下落、中国本土の景気鈍化の懸念も
[14/11/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
5日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比150.04ポイント安(-0.63%)の23695.62ポイントと3日続落し、本土企業株で構成されるH株指数が105.78ポイント安(-0.99%)の10622.00ポイントと反落した。売買代金は671億5200万香港ドル(4日は708億4800万香港ドル)。
横ばいでスタート後に下げ幅を広げる。新規の買い材料に乏しいなか、本土景気の鈍化懸念が改めて意識された。クレディ・スイス(CS)は最新リポートで、中国の15年通年の国内総生産(GDP)成長率が6.8%に減速するとの見通しを示している(従来予想は7.8%)。10月のHSBC中国サービス業PMIが前場の途中に発表され、前月から低下したことも重しとなった。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ関連株が安い。金沙中国(1928/HK)、銀河娯楽集団(27/HK)が続落した。石油相場の大幅続落を嫌気し、石油株の中国石油天然気(857/HK)が2.5%安、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.8%安と値を下げた。
本土不動産株もさえない。広州富力地産(2777/HK)が3.5%安、中国海外発展(688/HK)が2.8%安、雅居楽地産HD(3383/HK)が2.5%安で引けた。
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