米国株式相場 まちまち、雇用統計受け揉み合い
[14/11/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は19.46ドル高の17573.93、ナスダックは5.94ポイント安の4632.53で取引を終了した。朝方発表された10月雇用統計で失業率が5.8%へと低下した一方、非農業部門雇用者数は21万4千人増と予想を下回ったことから、前日終値を挟んで揉み合う展開となった。一部企業の冴えない決算やイラクへの米軍派兵を倍増することも上値を抑える要因となり、終日小幅な値動きに終始した。セクター別では、エネルギーや公益事業が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスやメディアが下落した。
アパレルのアバクロンビー&フィッチ(ANF)や医療保険のヒューマナ(HUM)が予想を下回る決算を発表して下落。一方で小売のシアーズ・ホールディング(SHLD)は、保有店舗・不動産をREIT(不動産投資信託)として分離することを検討しているとの報道で上昇。栄養ドリンクのモンスター・ビバレッジ(MNST)は予想を上回る決算を発表して堅調推移となった。
来週は小売売上高や小売大手企業の決算発表が予定されており、年末商戦や個人消費の動向を占う上で注目が集まりそうだ。
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