概況からBRICsを知ろう〜12日のロシア株式市場は続落、格付け会社フィッチ・レーティングスがロシアの格付けをBBBから
[15/01/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 48139.74 -1.43%
12日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比700.51ポイント安(-1.43%)の48139.74で取引を終えた。48839.73から一時47955.85まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは16、値下がりは49、変わらず3であった。
この日発表されたブラジル中銀による週間エコノミスト調査では、今年のブラジルの成長見通しが0.4%に下方修正されたことで(前回0.5%)、景気減速への懸念が株安につながった。また、米ゴールドマン・サックス(GS)が原油相場見通しを大幅に下方修正し、WTI先物が一時45ドル台まで下落したことも、ブラジル株を圧迫した。
【ロシア】MICEX指数 1513.22 -0.14%
12日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比2.15ポイント安(-0.14%)の1513.22で取引を終了した。1534.49から一時1503.60まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは17、値下がりは32、変わらず1であった。
格付け会社フィッチ・レーティングスが9日(金)に「ロシアの格付けをBBBからBBB-に引き下げ、見通しはネガティブ」と発表したこと。それを受けて、ルーブル安となったこと。そして、米ゴールドマン・サックスが12日、ブレント原油の向こう3カ月見通しを42ドル(従来80ドル)へ大幅に引き下げ、ブレント原油2月限が一時47.18ドルまで下落したことが、ロシア株安につながった。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27585.27 +0.46%
12日のインドSENSEX指数は3営業日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比126.89ポイント高(+0.46%)の27585.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同38.50ポイント高(+0.46%)の8323.00で取引を終えた。
前半は弱含みの展開を示したが、終盤にプラス圏を回復した。成長ペースの一段加速期待が支援材料。プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は最新リポートで、2015年のインドの成長率が7%前後まで加速するとの見方を示した。原油価格の下落が短期的には国内総生産(GDP)の拡大につながるほか、インドの経常赤字の縮小やインフレ鈍化にも寄与すると指摘。また、モディ政権による構造改革の推進も成長ペースを押し上げると強調した。
【中国本土】上海総合指数 3229.32 -1.71%
12日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比56.10ポイント(1.71%)安の3229.32ポイントと3日続落した。
利食い売りが続く。上海総合指数は先週末に一時、節目の3400を突破するなど、過熱感が強まった。今週は合計22社が新規株式公開(IPO)の公募を実施すると伝えられているため、需給悪化も警戒されている。また本土経済指標が今週、相次いで公表予定されるため(13日に貿易統計、15日までに金融統計)、結果を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながった。
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12日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比700.51ポイント安(-1.43%)の48139.74で取引を終えた。48839.73から一時47955.85まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは16、値下がりは49、変わらず3であった。
この日発表されたブラジル中銀による週間エコノミスト調査では、今年のブラジルの成長見通しが0.4%に下方修正されたことで(前回0.5%)、景気減速への懸念が株安につながった。また、米ゴールドマン・サックス(GS)が原油相場見通しを大幅に下方修正し、WTI先物が一時45ドル台まで下落したことも、ブラジル株を圧迫した。
【ロシア】MICEX指数 1513.22 -0.14%
12日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比2.15ポイント安(-0.14%)の1513.22で取引を終了した。1534.49から一時1503.60まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは17、値下がりは32、変わらず1であった。
格付け会社フィッチ・レーティングスが9日(金)に「ロシアの格付けをBBBからBBB-に引き下げ、見通しはネガティブ」と発表したこと。それを受けて、ルーブル安となったこと。そして、米ゴールドマン・サックスが12日、ブレント原油の向こう3カ月見通しを42ドル(従来80ドル)へ大幅に引き下げ、ブレント原油2月限が一時47.18ドルまで下落したことが、ロシア株安につながった。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27585.27 +0.46%
12日のインドSENSEX指数は3営業日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比126.89ポイント高(+0.46%)の27585.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同38.50ポイント高(+0.46%)の8323.00で取引を終えた。
前半は弱含みの展開を示したが、終盤にプラス圏を回復した。成長ペースの一段加速期待が支援材料。プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は最新リポートで、2015年のインドの成長率が7%前後まで加速するとの見方を示した。原油価格の下落が短期的には国内総生産(GDP)の拡大につながるほか、インドの経常赤字の縮小やインフレ鈍化にも寄与すると指摘。また、モディ政権による構造改革の推進も成長ペースを押し上げると強調した。
【中国本土】上海総合指数 3229.32 -1.71%
12日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比56.10ポイント(1.71%)安の3229.32ポイントと3日続落した。
利食い売りが続く。上海総合指数は先週末に一時、節目の3400を突破するなど、過熱感が強まった。今週は合計22社が新規株式公開(IPO)の公募を実施すると伝えられているため、需給悪化も警戒されている。また本土経済指標が今週、相次いで公表予定されるため(13日に貿易統計、15日までに金融統計)、結果を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながった。
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