30日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶりに反落、本土系金融株の下げが目立つ
[15/07/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
30日の香港市場は値下り。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比121.47ポイント(0.49%)安の24497.98ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成されるH株指数も136.36ポイント(1.21%)安の11137.33ポイントと反落した。売買代金は801億6600万香港ドルと低水準が続いている(29日は859億8900万香港ドル)。
朝高の後に売られる流れ。米早期利上げ観測の後退などで、昨夜の米株が続伸したことを好感して買われたものの、本日の本土株安をにらみながら中盤からマイナスに転じた。このところの商い低調を背景に、マーケットの先行き不安もくすぶっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系金融株の下げが目立つ。生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が2.5%安、中国の銀行最大手である中国工商銀行(1398/HK)が1.8%安で引けた。指数寄与度の大きいインターネットサービス中国最大手、騰訊HD(700/HK)も1.1%安と下げている。
ゼネコンや発電設備のインフラ関連株もさえない。中国交通建設(1800/HK)が3.3%安、中国鉄建(1186/HK)と中国中鉄(390/HK)がそろって2.3安、上海電気集団(2727/HK)が3.2%安と値を下げた。
【亜州IR】
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