概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、経済指標の改善が好感
[20/09/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 101911.13 -0.25%
2日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比256.52ポイント安(-0.25%)の101911.13で取引を終了した。102823.9から100871.8まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまでマイナス圏で推移した。予想以上の景気後退が嫌気された。4-6月期の国内総生産(GDP)は前年比でマイナス11.4%となり、前期のマイナス0.3%と市場予想のマイナス10.7%を下回った。一方、指数の下値は限定的。景気対策への期待が海外市場の上昇が指数を下支えした。
【ロシア】MICEX指数 2956.50 -0.62%
2日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比18.50ポイント安(-0.62%)の2956.50で取引を終了した。3002.25から2946.29まで下落した。
プラス圏で推移した後は終盤に売りに押された。野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏がこん睡状態に陥ったことについて、毒が盛られたとの見方からドイツや米国などが対ロ制裁を加えるとの懸念が高まっている。なお、同氏は現在、ドイツのベルリンの病院に入院している。一方、指数の下値は限定的。世界景気の回復観測や海外市場の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 39086.03 +0.48%
2日のインドSENSEX指数は続伸。前日比185.23ポイント高(+0.48%)の39086.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同64.75ポイント高(+0.56%)の11535.00で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤にプラス圏を回復した。経済指標の改善が好感された。8月の日経製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.0となり、前月の46.0から改善した。また、8月の自動車販売もロックダウン(都市封鎖)実施前のレベルに接近したと報告された。一部では、インド経済がこれからV字回復になるとの見方を示している。また、欧州市場が堅調だったことも支援材料となった。
【中国本土】上海指数総合 3404.80 -0.17%
2日の上海指数総合は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.80ポイント安(-0.17%)の3404.80ポイントと反落した。
中国銀行業の業績懸念が重し。主要行が公表した中間決算では、不良債権比率の悪化が明らかにされている。新型コロナウイルス流行で経済ダメージを受けるなか、政府が中小企業向け融資の返済猶予を指示するなど、企業救済に動いていることも各行にとって逆風だ。最大手行の中国工商銀行(601398/SH)は0.8%安と下げ、約2カ月ぶりの安値水準に沈んでいる。資源・素材株も安い。中国巨石(600176/SH)が3.8%、洛陽モリブデン(603993/SH)が3.2%、華新水泥(600801/SH)が2.2%ずつ下落した。このほか防衛関連株、自動車株、エネルギー株、公益株、保険株なども売られている。
<NH>
2日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比256.52ポイント安(-0.25%)の101911.13で取引を終了した。102823.9から100871.8まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまでマイナス圏で推移した。予想以上の景気後退が嫌気された。4-6月期の国内総生産(GDP)は前年比でマイナス11.4%となり、前期のマイナス0.3%と市場予想のマイナス10.7%を下回った。一方、指数の下値は限定的。景気対策への期待が海外市場の上昇が指数を下支えした。
【ロシア】MICEX指数 2956.50 -0.62%
2日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比18.50ポイント安(-0.62%)の2956.50で取引を終了した。3002.25から2946.29まで下落した。
プラス圏で推移した後は終盤に売りに押された。野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏がこん睡状態に陥ったことについて、毒が盛られたとの見方からドイツや米国などが対ロ制裁を加えるとの懸念が高まっている。なお、同氏は現在、ドイツのベルリンの病院に入院している。一方、指数の下値は限定的。世界景気の回復観測や海外市場の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 39086.03 +0.48%
2日のインドSENSEX指数は続伸。前日比185.23ポイント高(+0.48%)の39086.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同64.75ポイント高(+0.56%)の11535.00で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤にプラス圏を回復した。経済指標の改善が好感された。8月の日経製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.0となり、前月の46.0から改善した。また、8月の自動車販売もロックダウン(都市封鎖)実施前のレベルに接近したと報告された。一部では、インド経済がこれからV字回復になるとの見方を示している。また、欧州市場が堅調だったことも支援材料となった。
【中国本土】上海指数総合 3404.80 -0.17%
2日の上海指数総合は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.80ポイント安(-0.17%)の3404.80ポイントと反落した。
中国銀行業の業績懸念が重し。主要行が公表した中間決算では、不良債権比率の悪化が明らかにされている。新型コロナウイルス流行で経済ダメージを受けるなか、政府が中小企業向け融資の返済猶予を指示するなど、企業救済に動いていることも各行にとって逆風だ。最大手行の中国工商銀行(601398/SH)は0.8%安と下げ、約2カ月ぶりの安値水準に沈んでいる。資源・素材株も安い。中国巨石(600176/SH)が3.8%、洛陽モリブデン(603993/SH)が3.2%、華新水泥(600801/SH)が2.2%ずつ下落した。このほか防衛関連株、自動車株、エネルギー株、公益株、保険株なども売られている。
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