日立制御エッジコンピューター「CEシリーズ 組み込みAIモデル」を販売開始
[21/02/01]
TOKYO, Feb 1, 2021 - (JCN Newswire) - 日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、インテル・コーポレーション(CEO:ボブ・スワン/以下、インテル)の協力により開発した、日立制御エッジコンピューター「CEシリーズ 組み込みAIモデル」を本日より販売開始します。本製品は、インテルのAIテクノロジーと日立の制御システムの高信頼設計・モノづくり技術の融合により、AI・ディープラーニングを活用する画像解析の実行基盤を搭載した新モデルです。日立は、本製品の提供により、製造業における製品検査業務など、人の目視に頼っていた作業の効率化・自動化や現場データの利活用による経営課題解決などのデジタルトランスフォーメーションの推進に貢献します。
近年、製造業を中心としたさまざまな分野において、グローバル市場における競争激化や複雑化への対応が急がれています。加えて、現場の業務効率化や熟練技術者の世代交代による人財育成などの多くの課題に直面しており、これらを解決するためIoTやAIなどのデジタル技術を活用したデジタルトランスフォーメーションの取り組みが進められています。この流れは、コロナ禍においてさらに加速しており、特に、現場における密を回避した人員リソースの配分が急務となっています。具体的には、従来の熟練技術者の感覚に頼った目視検査や点検の自動化・省力化を実現することが重要です。加えて、より競争力を高めるため、現場機器からのデータ収集・加工・分析をしつつ、生産業務全体の最適化や、経営データとしても活用することで迅速な課題解決や意思決定を可能にすることが求められています。
こうした背景を受けて日立は、現場における効率的な人員リソースを配分し、自動化・省力化の実現を支援する制御エッジコンピューターとして、新モデル「CEシリーズ 組み込みAIモデル」をインテルの協力のもとに開発しました。本製品は、インテルのAI・ディープラーニングを活用した画像解析の実行基盤を搭載し、AI機能を利用したソリューションの現場導入を容易に実現します。例えば、現場に設置された各種カメラの映像を分析し、組み立て作業が手順通りに正しく行われているかを判断するアプリケーションを組み込むことで、製品作業後の人手での検査業務を省略し、省力化することができます。そして、PLC*1などの現場機器からのデータに加え、現場環境の画像、電圧、振動、温湿度などのデータも収集するアプリケーションによって、本製品上で既存の業務システムとのデータ統合・連携を実現します。これらにより、不具合時における影響範囲の迅速な特定、または、製品品質に影響を与える環境変化の検知による、ロスコストの低減や製品品質の向上に貢献します。さらに、複数の拠点やラインを遠隔での一元監視により、企業における生産活動全体の最適化が期待できます。
本製品におけるAI・ディープラーニングを活用する画像解析の実行基盤としては、インテルのOpenVINO(TM)ツールキットがプレインストールされています。OpenVINO(TM)ツールキットを用いてCPUに最適化したさまざまな学習済みモデルを活用することで、従来の組み込み機器には無かった物体検出や骨格推定などのAI機能を利用したソリューションを容易に実現することができます。また、インテルAtom(R)プロセッサーの低消費電力性と日立の情報制御機器の開発におけるノウハウを生かした熱設計を行うことで、ファンレス、スリットレス、スピンドルレス化を実現、製造現場などの過酷な環境でも設置することが可能です。
今後も日立は、インテルが持つAIテクノロジーやエコシステムと連携し、AIを用いた制御を実現する制御エッジプラットフォーム製品の提供を行い、デジタルイノベーションを加速するLumadaを支える製品として、各種パートナー企業およびお客さまとの協創を推進し、国内のみならず海外も含めて幅広い分野のデジタルトランスフォーメーションに貢献します。
インテル・コーポレーションIoTグループ バイス・プレジデント兼産業用ソリューション部門 ジェネラル・マネージャー クリスティーン・ボールズ氏からのコメント
AI・ディープラーニングは、製造、小売、その他の業界において、エッジの領域での活用が急速に進められています。Intelのハードウェアおよび最適化されたAIソフトウェアが日立の制御エッジコンピューターを強化し、エンドユーザーの皆様の課題解決とAIを結びつけることに大きな期待を寄せています。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/02/0201.html
概要:日立製作所
詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。
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近年、製造業を中心としたさまざまな分野において、グローバル市場における競争激化や複雑化への対応が急がれています。加えて、現場の業務効率化や熟練技術者の世代交代による人財育成などの多くの課題に直面しており、これらを解決するためIoTやAIなどのデジタル技術を活用したデジタルトランスフォーメーションの取り組みが進められています。この流れは、コロナ禍においてさらに加速しており、特に、現場における密を回避した人員リソースの配分が急務となっています。具体的には、従来の熟練技術者の感覚に頼った目視検査や点検の自動化・省力化を実現することが重要です。加えて、より競争力を高めるため、現場機器からのデータ収集・加工・分析をしつつ、生産業務全体の最適化や、経営データとしても活用することで迅速な課題解決や意思決定を可能にすることが求められています。
こうした背景を受けて日立は、現場における効率的な人員リソースを配分し、自動化・省力化の実現を支援する制御エッジコンピューターとして、新モデル「CEシリーズ 組み込みAIモデル」をインテルの協力のもとに開発しました。本製品は、インテルのAI・ディープラーニングを活用した画像解析の実行基盤を搭載し、AI機能を利用したソリューションの現場導入を容易に実現します。例えば、現場に設置された各種カメラの映像を分析し、組み立て作業が手順通りに正しく行われているかを判断するアプリケーションを組み込むことで、製品作業後の人手での検査業務を省略し、省力化することができます。そして、PLC*1などの現場機器からのデータに加え、現場環境の画像、電圧、振動、温湿度などのデータも収集するアプリケーションによって、本製品上で既存の業務システムとのデータ統合・連携を実現します。これらにより、不具合時における影響範囲の迅速な特定、または、製品品質に影響を与える環境変化の検知による、ロスコストの低減や製品品質の向上に貢献します。さらに、複数の拠点やラインを遠隔での一元監視により、企業における生産活動全体の最適化が期待できます。
本製品におけるAI・ディープラーニングを活用する画像解析の実行基盤としては、インテルのOpenVINO(TM)ツールキットがプレインストールされています。OpenVINO(TM)ツールキットを用いてCPUに最適化したさまざまな学習済みモデルを活用することで、従来の組み込み機器には無かった物体検出や骨格推定などのAI機能を利用したソリューションを容易に実現することができます。また、インテルAtom(R)プロセッサーの低消費電力性と日立の情報制御機器の開発におけるノウハウを生かした熱設計を行うことで、ファンレス、スリットレス、スピンドルレス化を実現、製造現場などの過酷な環境でも設置することが可能です。
今後も日立は、インテルが持つAIテクノロジーやエコシステムと連携し、AIを用いた制御を実現する制御エッジプラットフォーム製品の提供を行い、デジタルイノベーションを加速するLumadaを支える製品として、各種パートナー企業およびお客さまとの協創を推進し、国内のみならず海外も含めて幅広い分野のデジタルトランスフォーメーションに貢献します。
インテル・コーポレーションIoTグループ バイス・プレジデント兼産業用ソリューション部門 ジェネラル・マネージャー クリスティーン・ボールズ氏からのコメント
AI・ディープラーニングは、製造、小売、その他の業界において、エッジの領域での活用が急速に進められています。Intelのハードウェアおよび最適化されたAIソフトウェアが日立の制御エッジコンピューターを強化し、エンドユーザーの皆様の課題解決とAIを結びつけることに大きな期待を寄せています。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/02/0201.html
概要:日立製作所
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