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コスト競争力強化策を加速 千葉工場原料穀物サイロ増強工事に着手

2012年2月29日

日本製粉株式会社

日本製粉(株)、コスト競争力強化策を加速
千葉工場原料穀物サイロ増強工事に着手

 日本製粉(株)(会長兼社長 澤田 浩)は、最近の経営環境の急激な変化に対応するため、現在推進中の「10/11中期経営計画」とは別に、2015年度までに約100億円を投資して、原料穀物サイロの備蓄能力を現状の50%増の30万トンに引き上げる計画を進めております。その第1段階として、2012年10月より千葉工場原料穀物サイロ増設工事に着工することを2012年2月27日開催の取締役会で決議いたしました。
 なお、引きつづき福岡工場、神戸甲南工場(第2期)、知多新工場と順次着工の予定で、完成後は臨海工場の保有サイロ収容力で業界トップとなります。

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 千葉工場原料穀物サイロを33%増強
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 当社の原料穀物サイロの大幅増強計画の第1段階として、千葉工場における原料穀物サイロ収容力を7万5千トンから10万トンに高める増強工事を行います。当社千葉工場は、小麦粉およびコーングリッツ製造ミルを有する、主力の新鋭臨海工場です。2006年には、Dミルを新設し、当社のノウハウが生かされ、最先端のIT技術を駆使した高品質・高生産性の大型ラインとして稼動しております。

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 事業環境の変化に対応する原料穀物サイロ増強計画
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 現在、日本国内で消費される小麦の約90%は輸入され、政府が買い付け価格にマークアップ(差益)を上乗せした一律価格で製粉企業に売渡しています。一部の小麦は、2007年から製粉会社による独自調達(SBS方式)が認められ、需要の多様化に、より細かく対応することが可能となっております。
 当社はこれまでも、大型臨海工場への集約化を行い、コスト競争力の強化を推進してまいりました。製粉事業は急速な環境変化が生じていることから、かねて検討を進めていた設備投資計画を加速させ、早期かつ具体的な実現に向けて進めることにいたしました。

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 コスト競争力を高め、外国産の小麦売渡制度の変更に柔軟に対応
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 2010年10月からは小麦の「国家備蓄」を製粉会社が肩代わりして行う制度が開始しました。このため製粉業界では、小麦の保管の一部を外部のサイロ会社に委託せざるを得なくなってきていますので、自社サイロの増強はコスト削減を進めることとなります。

                    記

1. 千葉工場原料穀物サイロ増設概要
■建設内容 :原料穀物サイロおよび附属設備
■収 容 量 :2万5千トン(現状7万5千トン)
■場 所 :千葉工場 既存原料穀物サイロに隣接
■着 工 :2012年10月
■設備投資額:15億8千万円

2. 千葉工場の現況
■所在地    :千葉県千葉市美浜区新港229-4
■土地面積   :62,500平方メートル
■主な建物   :工場本館・事務所棟、原料穀物サイロ及び付属設備
■生産能力   :日産1,600トン
■原料穀物サイロ:7万5千トン
■その他:
 ●1998年4月わが国小麦製粉業界としては初めての品質保証規格ISO9001を取得し、200
  3年11月「優良適正計量管理事業場」として経済産業大臣表彰を受賞、2004年4月に
  は環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を取得しています
 ●収容能力4万3千トンの原料穀物サイロを持つ千葉グレーンセンター(株)(持分法適用
  会社)が隣接しています



《ご参考資料》 当社における原料穀物サイロの大幅増強計画概要
■建設内容 :原料穀物サイロおよび附属設備
■収 容 量 :10万トン(現状20万トン→設備投資後30万トン)
■建設工場 :千葉、神戸甲南、福岡、知多*
■工  期 :順次着工し、2015年度までの完成をめざす
■設備投資額:100億円**
* 大型本船が接岸できる好立地な用地を取得済みであり、工場建設の早期着工に向け
検討中。
** 原料穀物サイロおよび附属設備のみ。

                                      以上
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