エーザイグループのマシナリー事業会社買収の認可を取得 ボッシュ・パッケージング・テクノロジー事業部門が製薬分野の検査機事業を拡大
[12/04/12]
提供元:PRTIMES
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?関係官庁の認可を取得
?検査技術ビジネスセグメントにおけるポジションを大幅に強化
?国際見本市で合同展示を実施
シュトゥットガルト/東京発(2012年4月12日):ボッシュはエーザイグループから、マシナリー事業会社の買収を完了したことを、本日発表いたしました。
この取引について追加的な制限を課されることなく関係官庁から認可が下り、エーザイグループが保有する同事業会社の全株式がボッシュ・グループに譲渡されました。
同事業会社(以下、エーザイマシナリー)は、検査機の製造・販売、包装材料の販売(包装材料は日本のみ)を手がけており、全世界に4拠点、約120人の従業員を擁し、2010年の連結売上は約7,600万ユーロ(86億円)です(エーザイマシナリー株式会社(日本)、Eisai Machinery U.S.A. Inc.(北米)、Eisai Machinery GmbH (ドイツ)、Eisai Machinery Shanghai Co., Ltd (中国))。 これらの拠点は、ワールドワイドに展開するボッシュのネットワークに組み込まれますが、社名については、当面の間、変更いたしません。
エーザイマシナリーの検査技術は、アンプル、プレフィルドシリンジ、バイアル等の液剤薬品分野や、錠剤等の固形剤薬品の製造に用いられており、基本的な検査から全自動ハイパフォーマンスシステムまで幅広くカバーするソリューションを提供し、創業以来世界中に1,000台を超える検査機の販売実績があります。
「製品ポートフォリオに、この分野が加われば、ボッシュは製薬産業のより広い範囲をカバーするプロバイダーとしての地位を確保できるようになります」。ボッシュ・パッケージング事業部門長を務めるフリードベルト・クレフェンツ(Friedbert Klefenz)は、さらにこう続けました。「私たちは互いの専門能力を迅速に融合させ、グローバルな展開にさらに力を入れていきます」
ボッシュ パッケージング テクノロジー株式会社(本社:東京都渋谷区) 代表取締役社長のヨアヒム・バチェフスキ(Joachim Baczewski)もこう述べます。「エーザイマシナリーは、ボッシュが既に持っている検査技術に加えて、お客様に提供する包括的な一連の革新的ソリューションの開発を担うことになるでしょう」
「安全な医薬品」という共通のビジョン
「私たちは、世界中の患者に対して用いられる医薬品の安全性に貢献します」と、述べたエーザイマシナリー株式会社の塙 健司社長は、さらにこう続けます。「ボッシュという、私たちのビジョンを共有できるパートナーを見つけることができました」。エーザイマシナリーは、微粒子を検知し、正常な充填レベルを識別するだけでなく、ガラス容器の目には見えないごくわずかなひび割れを検知する自動検査機も開発しています。この検査機によって生産エラーをすばやく検知し、修正することができます。この買収により、ボッシュは、より高いレベルの安全性と品質水準を提供することができ、お客様の将来の課題に対して対応できるようになります。
今後開催される見本市では合同展示が行われるため、速やかな統合が強く印象づけられるに違いありません。現在出展を予定しているのは、Interphex (ニューヨーク/アメリカ合衆国) (ブース 3121)、FCE Pharma (サンパウロ/ブラジル)(ブースM26)、Interphex (東京/日本) (ホール 3 ブース 5-46)、Achema (フランクフルト/ドイツ)(ホール 3.1 ブース C70/72)、Chinapharm (上海/中国)です。