英国TV界で最高の賞を獲得した上質のミステリー・ドラマ ケネス・ブラナー主演の“刑事ヴァランダー”シリーズが日本初上陸!
[09/05/15]
提供元:PRTIMES
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イギリス最高のシェイクスピア俳優と言われ、最近ではトム・クルーズ主演の映画「ワルキューレ」でもレジスタンスの少将を演じ存在感を見せたケネス・ブラナー。彼が主演と製作総指揮を兼ね、英国BBC局で08年11〜12月に放送された全3話のミステリー・ドラマシリーズ「刑事ヴァランダー 白夜の戦慄」をWOWOWが17日(日)にで日本初放送する。同作はBAFTAアワード2009(英アカデミー賞テレビ部門)で最優秀作品賞を獲得した、今、最も注目すべき作品だ。
「刑事ヴァランダー」というキャラクターを生み出したのは、スウェーデンの作家ヘニング・マンケル。スウェーデンの小都市イースタを舞台に、物静かで強い意志を持つ刑事クルト・ヴァランダーが、謎めいた残虐な殺人事件に迫っていく。ヴァランダーは優秀なベテラン刑事だが、離婚や父親との確執で心に傷を負い、犯人を射殺したことにも涙する。そんな等身大の中年男性を主人公にしたミステリー小説はたちまち評判となり、全世界で2500万部を突破するベストセラーに。わが国でも「殺人者の顔」「リガの犬たち」などが邦訳されている。そんな人気シリーズをミステリーには定評のあるBBCが10億円以上の製作費をかけて映像化したのだ。ヴァランダーを演じるケネス・ブラナーは原作の熱心なファンで、製作総指揮も兼任。作家マンケル本人にも会い、全編スウェーデンでロケを行うほど、こだわりを持って製作した。
「ヴァランダーはすばらしく複雑なキャラクター。この傷を負った、人間味あふれる警部を演じられるなんて、マンケルの長年の愛読者として、とても興奮しているよ」と意気込みを語っていたブラナーだが、仕上がったドラマは英国だけで約600万人が見るヒット作に。WOWOWを含め世界14カ国以上の放送局が放送権を獲得している。
同作がBAFTAアワード2009で最優秀ドラマシリーズ賞に選ばれ、授賞式でステージに上がったブラナーは「正直、スカンジナビアのメランコリックな刑事の話に視聴者が興味をもってもらえるか心配だったけど、結果的にこれだけ受け入れてもらえてうれしい。すばらしいことだ」と喜びを語った。さらにブラナーは、本作の卓越した演技で、イギリスの放送記者協会賞主演男優賞も獲得している。
最新ニュースとして、BBCはヴァランダーシリーズの好評を受け、続編製作を決定。この夏にスウェーデンで3話分が撮影されるという。ブラナーもコメントを発表した。
「さらに3つのエピソードを撮影することになって、再びヴァランダー役に戻れるんだと喜んでいます。この続編では、ヴァランダーをめぐるストーリーがより複雑になっていく。 私たち製作チームは、そんな物語を映像化して、前回のシリーズを最後まで熱心に見てくれた視聴者にまたお届けできるということに、ワクワクしています」
ミニシリーズながら、今後も順調にドラマ化が続きそうな“刑事ヴァランダー”。まずは、今回のWOWOWがオンエアする3編をチェックしたい。
また、イギリスといえば、ミステリーのほかにコメディの秀作も数多く生み出している国。WOWOWでは枠で、「ピープ・ショー ボクたち妄想族」(土曜深夜)を放送中だが、BAFTAアワード2009(英アカデミー賞テレビ部門)で主演のデヴィッド・ミッチェルが最優秀コメディ演技賞を受賞した。さらに、同枠でWOWOWが日本初放送していた「ハイっ、こちらIT課!」が最優秀シットコム賞を獲得している。
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http://www.wowow.co.jp/pg/detail/060393000/