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ミドリムシなど微細藻類の先端的生産技術の研究開発を行う「先端生産開発棟」を建設

〜さらなる技術革新を進めることで、ニーズの多様化への対応を促進します〜

 株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充、以下ユーグレナ社)は、沖縄県石垣市にあるユーグレナグループの八重山殖産株式会社敷地内に、ミドリムシなど微細藻類の先端的生産技術の研究開発を行う「先端生産開発棟」を建設することをお知らせします。




 「先端生産開発棟」は、ミドリムシ(学名:ユーグレナ)を中心とした微細藻類の新たな生産技術の開発を主目的とした設備です。具体的には、ミドリムシ特有の機能性成分であるパラミロンなどの高付加価値物質や燃料利用に可能な脂質など、目的に応じた特定の物質を高含有するミドリムシの生産方法の開発のほか、その他新規微細藻類を商業生産する技術の開発、微細藻類生産のオートメーション化による効率的な生産体制の構築などに取り組みます。
 なお、当社はすでにパラミロンを55%以上含有するミドリムシ「ユーグレナグラシリスEX55」の規格化※(2017年8月)を実施しており、今回の「先端生産開発棟」の建設により、ミドリムシ関連素材の新たな規格化ならびに微細藻類のさらなる用途拡大と生産効率化を目指します。

 着工は2017年9月上旬、本格稼働は2018年8月予定で、本格稼働後は「ユーグレナグラシリスEX55」や稼働後に開発した技術を用いた微細藻類等の商業生産も一部実施していく見込みです。
※商業的に安定して供給できる品質基準を定めたこと。

 ユーグレナグループでは、「先端生産開発棟」の建設により、微細藻類に関する研究開発と生産のさらなる技術革新を進めることで、生産の低コスト化の実現とミドリムシ市場の急成長に伴う需要拡大やお客さまのニーズの多様化への対応を促進します。

 詳細は以下のとおりです。
[画像: https://prtimes.jp/i/24233/10/resize/d24233-10-677505-0.jpg ]

「先端生産開発棟」について
■新設場所:八重山殖産株式会社 石垣工場内(沖縄県石垣市)
■工事計画:着工   2017年9月1日(予定)
竣工   2018年7月31日(予定)
      稼働開始 2018年8月1日(予定)
■実施内容:目的に応じた特定の物質を高含有するミドリムシの生産方法の開発、新規微細藻
類を商業生産する技術の開発、微細藻類生産のオートメーション化による効率的な
生産体制の構築など
■投資金額:約6億円(培養設備以外の周辺関連設備を含む)

<ミドリムシについて>
ミドリムシ(学名:ユーグレナ)は、植物と動物の両方の特徴を持ち、ビタミン類やミネラルなど豊富な種類の栄養素をバランス良く含む、微細藻類の一種です。2005年に株式会社ユーグレナが世界で初めて屋外商業大量培養に成功しました。

<パラミロンについて>
微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)が持つ機能性成分で、多糖体であるβ-グルカン(炭水化物)の一種であるβ-1,3-グルカンのこと。近年、機能性についての研究が進み、食品や化粧品などのヘルスケア分野などでの活用が期待されています。
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