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「紅白歌合戦」のテレビ視聴とデジタルコンテンツ利用の関係を新しい『マルチスクリーン効果測定手法』で分析

株式会社ビデオリサーチ(本社:東京、社長:秋山 創一)は、インタラクティブ分野におけるテレビ視聴とインターネットの関係性を明らかにする取り組みのひとつとして、日本放送協会(=NHK)・株式会社電通の協力のもと「第63回NHK紅白歌合戦」(2012年12月31日19:15〜23:45放送)でその分析を実施しました。




今回の分析では、「紅白歌合戦」をより楽しんでもらうことを目的に展開された『パソコン向けホームページ』・『スマートフォン向けホームページ』『「紅白歌合戦」専用に設計されたスマートフォンのアプリ』のすべての利用動向(アクセスログ)をビデオリサーチの測定技術によって収集。その収集されたアクセスログに、ビデオリサーチが保有する特許をもちいてアンケートパネルのデータを紐付け、マルチプラットフォームの影響を確認できるシングルソースのデータベースとしました。このアンケートパネルには、事前に承諾を得てcookie等を収集。「紅白歌合戦」の放送終了後には、実際の視聴状況や、視聴後の満足度、視聴前の期待度や事前理解度を質問しました。

これらの指標を様々な角度から分析をすることにより、デジタルコンテンツ施策が本放送にどの程度影響をしていたのかを分析いたしました。

パソコン向けホームページ、スマートフォン向けホームページ、スマートフォンのアプリの利用を分析し、「紅白歌合戦」の放送時間帯にスマートフォンが多用され、番組を楽しみながら片手でスマートフォンを操作する視聴者像が浮かび上がる中で、
以下の結果が導き出されました。

今回の分析から見えてきたこと

デジタルコンテンツ利用者は、『番組内容事前理解』、『視聴前の期待度』、『紅白視聴割合』、『紅白視聴後の満足度』の番組に関連する各要素すべてにおいて非利用者を上回り、デジタルコンテンツは番組視聴に対して好影響を与えていた。
また、デジタルコンテンツは、男女共に10代の視聴前の期待度を高めるのに、その効果が大きく現れていた。

今回の取り組みでは、デジタルコンテンツ施策が視聴に良い影響を与えていることが確認されました。テレビとの連動のみならず、様々な媒体と組み合わせた形でデジタルコンテンツが展開されている昨今において「その効果」を明確にすることが求められています。今後ビデオリサーチは保有する技術を活用し、その関係性を明らかにするための様々な研究を進めていきます。
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