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NanoMarketsの新しい報告書において太陽光発電向けスズに大きな機会と予測



先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、米国調査会社NanoMarkets発行の最新英文調査報告書「Tin Markets for Photovoltaics」の販売を開始いたしました。

バージニア州グレンアレン:米国を拠点とする市場調査会社NanoMarketsは、調査報告書「Tin Markets for Photovoltaics」を発行しました。これは同社が太陽光発電業界における様々な金属利用の機会について調査している「Metals in PV」シリーズの最新版で、スズをドープした酸化インジウム(ITO)と酸化スズ(フッ素またはアンチモンをドープする場合もある)、その他の関連材料に関する分析と予測調査結果がまとめられています。


主な調査結果:

太陽光発電業界のスズ消費量は今後8年間で10倍に膨れ上がり、2016年には91メートルトンを超えると見られています。これまで透明電導体(前面電極、時には背面電極としても機能する)として用いられてきたITOから今後、大量のスズを使用する酸化スズに移行する方向であることでスズ消費量の純増が起こっているものです。またフッ素にドープした酸化スズ(FTO)を用いるCdTe太陽電池の需要が急速に拡大していることも要因です。2000年には実質的にはゼロだった酸化スズは今や透明電極TFPV市場全体の半分近くを占めています。この拡大は、CdTe太陽電池のメーカーとして市場を独占するFirst Solarが前面電極用に酸化スズを採用したことで急速に拡大したことと、さらにa-Si太陽光発電分野でも酸化スズがITOの代用としてかなり用いられている結果です。

NanoMarketsは透明導電酸素(TCO)フィルムの蒸着法が多様化するとみており、これが使用される材料に影響を及ぼします。ITOインクにナノ粒子が用いられたり、あるいは酸化スズの化学蒸着(CVD)用にスズ前駆化合物が用いられたりすることで、スパッタリングターゲットの消費も相対的に減少します。同社は2016年にプリンティングとCVDで太陽光発電におけるスズ消費総量の24%、21.9メートルトンを占めると予測しています。


【 英文市場調査報告書 】

Tin Markets for Photovoltaics 

太陽光発電産業におけるスズ(錫)市場 

http://www.infoshop-japan.com/study/nan91017-photovoltaics.html

出版社NanoMarkets

出版日2009/07


【 本件に関するお問合せ先 】

株式会社グローバル インフォメーション

〒215-0004 川崎市麻生区万福寺 1-2-3

アーシスビル 7階

担当: 営業3課

E-mail:sl3@gii.co.jp

電話: 044-952-0102

FAX: 044-952-0109


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