「バードマン」が4部門を獲得!ジョン・カビラ、高島彩、町山智浩がアカデミー賞を振り返る
[15/02/27]
提供元:PRTIMES
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今月23日(現地時間22日)に開催された「第87回アカデミー賞授賞式」を振り返るWOWOW無料放送番組「見せます!第87回アカデミー賞のすべて〜カビラ・高島・斎藤・町山が見たハリウッド最大の祭典〜」(3月1日午後2時45分 WOWOWプライムにて無料放送)の収録後に、授賞式中継番組の案内役を務めたジョン・カビラ、高島彩、そして映画評論家の町山智浩たちが今年のアカデミー賞を振り返った。
作品賞をはじめ4部門を受賞した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の強さが目立った今年の授賞式。その結果を受けて「僕は3つ外してしまった。作品賞が『6才のボクが、大人になるまで。』、主演男優賞がマイケル・キートン、監督賞がリチャード・リンクレイターと予想したんですが、思いっきり外してしまいました。お恥ずかしいです。今年は『バードマン〜』に勢いがありましたからね。アカデミーの前哨戦となる賞をどんどん取っていって盛り上がっていたのに、それを計算に入れていなかった。やはり勢いは大事ですね」と反省の弁を述べる。
一方のカビラは「町山さんは去年までは当確率が高かったですからね。逆に言うと、それだけアカデミー会員の皆さんも迷ったんじゃないですかね。『アーティスト』『アルゴ』もそうでしたが、ショービジネスを描く映画強いと改めて思いました。町山さんもおっしゃってましたが、アカデミー会員は俳優が多数派なので、やはり自分の生活、あり方、生き方が評価されるのかなという思いを改めて思いました。個人的には『セッション』が評価されたのがうれしかったですね。当然、今回ノミネートされた8作品はすべてすばらしい作品ばかりなので、ぜひとも8作品を網羅してもらいたい」とコメント。
続けて高島も「わたしは『6才のボクが〜』を推していたのに、ふたを開けてみたら助演女優賞をとったパトリシア・アークエットの1部門だけ。もちろん主要部門を受賞したのですばらしいことなんですが、リンクレイター監督の(撮影に)12年をかけた思いというものは、役者さんが監督を信頼したからこそ成り立ったものだし、彼らの夢を信じ、共有したところを評価してもらえなかったのはちょっと残念だなという気持ちはあります。しかし、番組内で町山さんとカビラさんから、『6才のボクが〜』とは違った『バードマン〜』の新しいチャレンジといったところをお聞きして、この作品のすばらしさを改めて感じることが出来ました」と付け加えた。
また、授賞式のパフォーマンスについては「圧巻でしたね。歌曲賞を受賞した『アナと雪の女王』のクリスティン・アンダーソンとロバート・ロペス夫妻が、史上初となるアカデミー賞授賞式のために書き下ろしたミュージカルナンバー「Moving Pictures」。もっともっと観ていたいという気持ちになりました」と興奮するカビラ。高島も「オープニングから期待感は高まりましたね。そしてわたしは『サウンド・オブ・ミュージック』のトリビュートコーナーに登場したレディーガガが印象に残りました。歌い終わった後にジュリー・アンドリュースが登場したところも感動しましたね」とコメント。
さらに町山が「『サウンド・オブ・ミュージック』が公開された1965年は激動の時代で。ベトナム戦争などで世の中は大変なことになっているのに、ハリウッドでは政治的な問題から目を離したということで、『サウンド〜』はものすごく叩かれた作品なんです。ちょうどその時に起きたのがセルマ事件なんですが、ハリウッドはセルマ事件から目を背けてきたんです。あれから50周年で『セルマ(原題)』という映画を作ったということは非常に象徴的だなと思いますよね」と解説した。
また、現地でのレッドカーペット・ナビゲーターに就任した斎藤工についてカビラが「緊張の面持ちがありながらも、機をとらえてスターに飛び込んでいく姿が非常に心強かったですね」と切り出すと、高島も「スターが来ていないときも、まわりの状況の実況もしてくださって。そのあたりの技量もすばらしいと思ったのですが。中継車に戻るとホッとするというようなおちゃめな感じもすてきでした」と称賛していた。
3/1(日)午後2:45 WOWOWプライム 無料放送
見せます! 第87回アカデミー賞のすべて
〜カビラ・高島・斎藤・町山が見たハリウッド最大の祭典〜
3/1(日)午後3:30 WOWOWシネマ
第87回アカデミー賞授賞式ダイジェスト