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芝浦工業大学“工学女子を育てよう!プロジェクト”女子学生が、女子中学生を対象にロボットプログラミング講座を実施

芝浦工業大学(東京都港区/学長 村上雅人)は、芝浦工業大学芝浦キャンパスにて、女子学生が近隣の女子中学生14名にロボットの組み立てとプログラミングを指導する講座を港区立男女平等参画センターと共催で2017年3月18日に開催しました。

芝浦工業大学では、女子学生を対象に、まだロールモデルが少ない工学女子を育成する目的で女性教員などによる“工学女子を育てよう!プロジェクト”を実施しており、ものづくり教育やリーダーシップ能力養成などの取り組みを行っています。今回の講座はその一環として、プログラミングを学んだ女子学生が成果発表と後輩にものづくりを伝える活動とあわせて、女子中学生への講師役を務めました。


■講座の様子
午前中、レゴブロックを使った犬型ロボットの組み立てからスタート。参加者は大学生に質問をしながら、100以上ある工程を経て完成させました。

午後は組み立てたロボットへの動作プログラミングを行いました。複数のセンサと、「顔画像を表示する」「音を出す」「センサを使って立つ、座るなどの動作を進める」などの動作指示をPC上で組み合わせ、自分が実現させたい動きをプログラム。最後はそれぞれがプログラムをしたロボットを皆の前で発表し、「立つ、座るを繰り返し、後ろ向きに進ませる」「黄色い紙に乗せると犬になり、青い紙の上に載せるとチャルメラの音楽が流れる」など、個性豊かな動作をするロボット犬が披露されました。

昼食時間や作業の合間には、大学生活や研究の話を通して、身近な“工学女子”のロールモデルとして参加者に接する姿が見られました。参加者の一人は、「もともとプログラミングに興味があり、体験できて楽しかった」と笑顔を見せました。


“工学女子を育てよう!プロジェクト”の指導に当たったデザイン工学部の野田夏子准教授、システム理工学部松浦佐江子教授、田中みなみ教授は、「今回女子学生が教える立場になったのは初めてだったがとても頼もしく、PBL教育の成果が見えました。女子中学生の発想力の豊かさはとても刺激的で、また女子だけの機会を設けられたら」と1日の感想を話しました。


今回、PBL教育の成果を地域に還元できればという思いから、本学の男女共同参画推進室(内藤和美特任教授)が港区との連携を提案。港区立男女平等参画センター事業推進リーダーの野村幸平さんは「早い段階で理系の進路へのアプローチを示すことは重要。これからも事業パートナーとして是非連携していきたい」と述べました。

今後も芝浦工業大学は、地域と連携し、工学教育を通して社会で活躍する女性技術者の育成を担っていきます。
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