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グッドイヤー、WEC復帰に準備万端!シルバーストーン開幕戦を前に、7つのサーキットで12,000kmの走行試験完了

ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(以下 グッドイヤー)は、9月1日にシルバーストーンで開催される2019/2020 FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦のタイヤ仕様を発表しました。グッドイヤーは今回、世界的なレースにカムバックを果たすため、4種の新型タイヤを開発し、全8ラウンドのWECシーズンに臨みます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/192166/LL_img_192166_1.jpg
イオタ・スポーツ オレカ車(横)

ハイダウンフォース プロトタイプレーシングカーのLMP2クラスから、3つのトップチームがグッドイヤータイヤを選択しました。イオタ・スポーツ、ジャッキー・チェン・DCレーシング、ハイクラス・レーシングの各チームです。シルバーストーンはオープンタイヤコンペティションを特徴とする唯一のWECクラスで、グッドイヤーの最新テクノロジーをお披露目する絶好の機会になります。


■究極のドライ性能を実現する新しいアプローチ
タイヤメーカーはWECの規制により、シーズン中に最大3種のドライタイヤをチームに提供することができます。グッドイヤーは7つのサーキットで12,000kmに及ぶテスト走行を実施した後、最初の2種を決定しました。
グッドイヤーはシルバーストーンで、Aタイヤ(最も柔らかいコンパウンド)およびCタイヤ(ミディアムコンパウンド)を3つのチームに提供します。これらのタイヤは、様々なシーズンに亘って開催されるWECのサーキットにおいて、運転しやすさとぶれないハンドリングを提供できるよう設計された最新のタイヤ構造を採用しています。

「4〜24時間の長時間に亘るレースにおいて開発の焦点は、様々な温度やピットストップ間の走行時間の長さに対応し、幅広いドライビングスタイルに応えられる汎用性と性能を備えたタイヤの開発でした。」
(マイク マックレガー レースセールスマネージャー)

シルバーストーンから始まり、上海、富士と続く最初の3つのレースは温暖な気候が予想されるため、3チームと緊密な連携をとりAタイヤとCタイヤの最適化にまず注力します。その後、バーレーン(12月14日開催)またはサンパウロ(2月1日開催)において、3つ目のタイヤ導入を検討しています。

シルバーストーンに目を向けると、新しいサーキット路面はレース戦略に大きな影響を与えると予想されます。
「テスト走行により、新しいサーキット路面は、タイヤに大きな負荷をかける非常に高いグリップを生むことがわかりました。また、降雨後の路面の「ラバーイン」に、より多くの時間がかかることもわかりました。ピットストップで新しいタイヤに交換した後、ドライバーが新品タイヤでも思い切り躊躇することなく走行できるために、より柔らかいコンパウンドを採用した理由のひとつです。」
(マイク マックレガー レースセールスマネージャー)

FIAはこの新しいサーキット路面を考慮し、各チームがレース中に追加のタイヤセットを使用できるように規制を緩和しました。この変更により、4時間耐久レースが、ピットストップ間を全速力で駆け抜ける、フラットスプリントレースとなることが予想されます。これが、グッドイヤーが積極的なタイヤ戦略を採用したもうひとつの理由です。


■ウェット性能には新しいテクノロジーを採用
英国における夏場のレースは、ウェット性能がその鍵を握る傾向があります。グッドイヤーのLMP2クラス向けウェットタイヤは、高速で排水させるため、ショルダー部分に湾曲した溝を配置した、まったく新しいトレッドパターンを特徴とするのと同時に、大きなコーナーリング荷重下で安定性とグリップを維持するため、大きく、連続したセンターリブを採用しています。このデザインは、グッドイヤーの最新ウルトラハイパフォーマンスタイヤ、Eagle F1 SuperSportからヒントを得たものです。
Cタイヤ(ミディアムコンパウンド)には、Aタイヤと同じ構造を採用しており、ウェットからドライへのコンディションチェンジ時のグリップを強化しています。この汎用性をもつ性能により、ピットストップ間の走行時間の最適化が見込めます。
グッドイヤーは、可能な限り多くの異なったウェット環境下でのテストをするために、7つのサーキットでテスト走行を実施しました。イギリスのシルバーストーン、ドニントン、ロッキンガムのサーキットに加えて、北アイルランドのビショップスコート、ポルティマン(ポルトガル)、モーターランド(スペイン)、セブリング(アメリカ)でもテスト走行を完了しました。

「4℃から35℃の間で変化するウェット路面でテスト走行したため、ウェットコンディションで勝つための術を深く理解しています。」
(マイク マックレガー レースセールスマネージャー)


■グッドイヤーのウイングフット
ハイクラス・レーシング、ジャッキー・チェン・DCレーシング、イオタ・スポーツのレーシングカーには、2006年以来初めてルマンスタイルの耐久レースでグッドイヤーのロゴが付けられています。
グッドイヤーのロゴには、吉報の使者を意味するローマ神話の神 マーキュリーの「ウイングフット」が組み込まれています。この古代ローマのシンボルは、イオタ・スポーツのオレカ車に特別なカラーリングで飾られており、グッドイヤーの歴史的なカムバックを祝っています。

イオタ・スポーツ オレカ車(横)
https://www.atpress.ne.jp/releases/192166/img_192166_1.jpg
イオタ・スポーツ オレカ車(正面)
https://www.atpress.ne.jp/releases/192166/img_192166_2.jpg
イオタ・スポーツ オレカ車(斜め)
https://www.atpress.ne.jp/releases/192166/img_192166_3.jpg
グッドイヤー LMP2タイヤ
https://www.atpress.ne.jp/releases/192166/img_192166_4.jpg


≪グッドイヤーについて≫
グッドイヤーは世界屈指の大手タイヤメーカーです。従業員数は約6万4,000人で世界21か国、47の拠点を展開しています。米国オハイオ州アクロンとルクセンブルグのコルマーベルグの2ヶ所に技術開発センターを有し、技術・性能の両面でタイヤ業界の標準を形づける最先端の製品とサービスを開発しています。グッドイヤーと製品の詳細情報は https://www.goodyear.com/corporate をご覧ください。


≪日本グッドイヤー株式会社≫
日本グッドイヤー株式会社は1952年創立。国産および輸入品のグッドイヤーブランドのタイヤを、補修用タイヤ市場で販売しています。日本グッドイヤー関連会社の日本ジャイアントタイヤ株式会社は、土木建築車両用・重機用オフロードタイヤを兵庫県たつの市の工場で生産しています。又グッドイヤーは日本において航空機用タイヤのマーケティングと販売も行っています。日本グッドイヤー株式会社とその製品について、ホームページで詳しい情報がご覧頂けます。
日本グッドイヤー株式会社ホームページ: https://www.goodyear.co.jp/
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