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日経平均は10日ぶり小幅反落、米株高・円安一服で利益確定売り

相場概況
日経平均は10日ぶり小幅反落。16日の米国市場でNYダウが小幅ながら下落したことや、「中国海軍が米国の水中ドローンを奪取した」との報道で為替が1ドル=117円台と円高方向に振れたことなどを受けて、週明けの日経平均は利益確定売りが先行して55円安でスタートした。前場に一時19307.14円(前週末比94.01円安)まで下落したが、後場に入ると日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れへの期待を背景に前週末終値近辺まで値を戻した。「日銀・金融政策決定会合の結果待ちで持ち高調整が中心」との声も聞かれた。

大引けの日経平均は前週末比9.55円安の19391.60円となった。東証1部の売買高は17億3743万株、売買代金は2兆1437億円だった。業種別では、海運業、その他製品、鉄鋼が下落率上位だった。一方、医薬品、電気・ガス業、食料品が上昇率上位だった。

個別では、前週末のスマートフォンゲーム「スーパーマリオラン」配信開始から、任天堂<7974>やディーエヌエー<2432>が連日の大幅安となっている。目先の材料出尽くし感に加え、一部で同タイトルに対し厳しい評価が見られることも売り材料視されたようだ。その他売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友
<8316>などが軟調で、トヨタ自<7203>やソフトバンクG<9984>は小安い。また、テアトル<9633>、安永<7271>に続き、ディーエヌエーや任天堂が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、NTT<9432>、ソニー<6758>、SMC<6273>などがしっかり。キーエンス<6861>やアステラス薬<4503>は2%超上昇した。また、AGS<3648>、神戸物産<3038>、ヤーマン<6630>などが東証1部上昇率上位となった。


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