【中国】中古車サイトの「黒字化予告」続々、実店舗と関係強化で
[17/02/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
中古車の個人間売買を支援する仲介サイト業界が中国で急成長を遂げている。新興の同業界は立ち上がり当初から不採算状態を続けてきた。ただ、ここにきて複数サイトが黒字化見通しを次々と宣言し始めている。毎日経済新聞がこのほど伝えた。
2014年4月に設立された中古車C2Cを手がける「人人車(renrenche.com)」は、17年の事業戦略をこのほど発表。李健・最高経営責任者(CEO)は、昨年11月に粗利益ベースでの黒字化を達成したことを明らかにした。その上で、「今年は通年黒字を見込む」と予告している。
黒字化実現に向けて、オートローンや自動車保険などのファイナンス事業や、アフターサービスなどの付加価値サービス事業を強化。仲介手数料のみに依存しない層の厚い収益モデルの確立を目指す。全国120社の提携実店舗と関係を強化し、顧客向けの定期点検や修理サービスを充実させる方針を掲げた。
「オンライン」と「オフライン」の融合を推進する。李CEOは、「将来的には『中古車サイト業者』という定義はなくなっていくだろう」と指摘。「我々にとってこの定義はすでに重要でない」と語った。
このほか同業界では、15年9月27日にサービス開始した「瓜子二手車(guazi.com)」も強気のスタンス。間もなく利益計上できるとの見通しを示した。
人人車では、中古車取引台数が月平均で2万台を突破。ライバルの瓜子二手車は、「月間取引規模10万台到達」を目標に掲げている。しかし、年間取引が1000万台規模に成長した国内中古車市場全体でみれば、中古車取引サイトの市場シェアは極めて小さいといえよう。
中国の中古車マーケットは拡大を続けている。中国汽車流通協会の統計によれば、16年の中古車取引台数は1〜11月の時点で前年同期比10.36%増の927万600台に拡大した。通年では、前年比9%増の1030万台に達したとみられる。20年の取引規模は2000万台を超え、新車と中古車の取引率が1:1の同数に並ぶ見通しという。
【亜州IR】
<SK>
2014年4月に設立された中古車C2Cを手がける「人人車(renrenche.com)」は、17年の事業戦略をこのほど発表。李健・最高経営責任者(CEO)は、昨年11月に粗利益ベースでの黒字化を達成したことを明らかにした。その上で、「今年は通年黒字を見込む」と予告している。
黒字化実現に向けて、オートローンや自動車保険などのファイナンス事業や、アフターサービスなどの付加価値サービス事業を強化。仲介手数料のみに依存しない層の厚い収益モデルの確立を目指す。全国120社の提携実店舗と関係を強化し、顧客向けの定期点検や修理サービスを充実させる方針を掲げた。
「オンライン」と「オフライン」の融合を推進する。李CEOは、「将来的には『中古車サイト業者』という定義はなくなっていくだろう」と指摘。「我々にとってこの定義はすでに重要でない」と語った。
このほか同業界では、15年9月27日にサービス開始した「瓜子二手車(guazi.com)」も強気のスタンス。間もなく利益計上できるとの見通しを示した。
人人車では、中古車取引台数が月平均で2万台を突破。ライバルの瓜子二手車は、「月間取引規模10万台到達」を目標に掲げている。しかし、年間取引が1000万台規模に成長した国内中古車市場全体でみれば、中古車取引サイトの市場シェアは極めて小さいといえよう。
中国の中古車マーケットは拡大を続けている。中国汽車流通協会の統計によれば、16年の中古車取引台数は1〜11月の時点で前年同期比10.36%増の927万600台に拡大した。通年では、前年比9%増の1030万台に達したとみられる。20年の取引規模は2000万台を超え、新車と中古車の取引率が1:1の同数に並ぶ見通しという。
【亜州IR】
<SK>










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