日本電産の決算はアク抜けにつながるか【クロージング】
[16/04/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
25日の日経平均は5営業日ぶりに反落。133.19円安の17439.30円(出来高概算23億4000万株)で取引を終えている。22日のシカゴ日経225先物が17700円に乗せていたほか、円相場が1ドル111円台と円安に振れていた流れを受けて、買い先行で始まった。しかし、先週末の日銀の追加緩和に関する報道をきっかけとした上昇に対する利食いも出やすく、買い一巡後は下げに転じている。円相場が朝方からやや円高に振れているほか、週末からゴールデンウィーク入りとなることもポジション圧縮に向かわせたようだ。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めていたほか、規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下げている。セクターではパルプ紙、情報通信、鉱業、海運、食料品、建設、水産農林、小売、サービスなどが下落。一方で、保険、ゴム製品、輸送用機器、銀行がしっかりだった。
日経平均は5営業日ぶりに反落となったが、先週末に「日銀は金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討」とメディアが報じたことをきっかけにトレンドが強まっていた。この段階で過剰に反応したとの見方もあり、ポジション調整の動きとみられる。高値警戒感も意識されていたため、想定内といった見方もある。
また、26、27日には米連邦公開市場委員会(FOMC)、27、28日の日銀の金融政策決定会合を控えていることもあり、これらを睨みながらの相場展開となるなか、模様眺めムードにつながりそうだ。その他、決算発表が本格化するが、引け後に決算を発表した日本電産<6594>の17年3月期は増収増益を見込んでいるが、市場コンセンサスを下回っている。これがアク抜けにつながるかが注目されるところである。
<AK>
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めていたほか、規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下げている。セクターではパルプ紙、情報通信、鉱業、海運、食料品、建設、水産農林、小売、サービスなどが下落。一方で、保険、ゴム製品、輸送用機器、銀行がしっかりだった。
日経平均は5営業日ぶりに反落となったが、先週末に「日銀は金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討」とメディアが報じたことをきっかけにトレンドが強まっていた。この段階で過剰に反応したとの見方もあり、ポジション調整の動きとみられる。高値警戒感も意識されていたため、想定内といった見方もある。
また、26、27日には米連邦公開市場委員会(FOMC)、27、28日の日銀の金融政策決定会合を控えていることもあり、これらを睨みながらの相場展開となるなか、模様眺めムードにつながりそうだ。その他、決算発表が本格化するが、引け後に決算を発表した日本電産<6594>の17年3月期は増収増益を見込んでいるが、市場コンセンサスを下回っている。これがアク抜けにつながるかが注目されるところである。
<AK>