前場に注目すべき3つのポイント〜想定内の一服、市場の関心は祝日明け後の米国市場の動向に〜
[22/05/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
31日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:想定内の一服、市場の関心は祝日明け後の米国市場の動向に
■日本アンテナ、23/3予想 営業損失▲11.70億円
■前場の注目材料:旭化成、22?24年度のVB投資3割増、新事業の創出積極化
■想定内の一服、市場の関心は祝日明け後の米国市場の動向に
31日の日本株市場は、利食い優勢のなか次第にこう着感が強まりそうである。30日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場だった。昨日の日経平均は一時600円を超える上昇で27400円を回復する場面も見られており、本日は大幅上昇に対する利食いの動きが意識されやすいだろ。もっとも祝日明け後の米国市場の動向を見極めたいこともあり、想定内の一服といったところだ。
また、本日は月末に伴う需給面での影響も若干ながら警戒されやすいところではある。昨日は月末に伴うインデックス買いの動きが入ったと見られていたが、本日はMSCIのリバランスが大引けで行われる。売り対象となる銘柄については、想定内ではあるものの売りを警戒した動きに向かいやすいと見られる。ただし、需給イベントが通過した後は押し目狙いの対象となる可能性もあると見られ、足元でのセンチメント改善に伴う需給が下支えとして意識されそうだ。
また、市場の関心は祝日明け後の米国市場の動向であり、リバウンド基調が継続するかが注目されやすい。そのため、日中はグローベックスの米株先物の動きなどを睨みながらの相場展開に向かわせやすいだろう。米株先物が弱い動きを見せてくる局面においては、短期的にはショートの動きが強まる可能性はある。一方で昨日の大幅高によってこれまでの抵抗線で出来高が積み上がって27000円水準を明確に上放れてきており、需給状況は改善していることから、弱含む場面では押し目待ちの買いも入りやすいと考えられる。
日経平均は昨日の上昇で4月21日の高値27580円辺りが次のターゲットとして意識されてきており、利食いから27000円に接近する局面においては、その後のリバウンドを狙った買いの動きが強まる可能性はあるだろう。また、31日の米国市場では年金のリバランスに伴う買い需要が見込まれている。足元のリバウンドによって大量の買いは期待しづらいものの、需給面で安心感に繋がる可能性が意識されやすい。そのため、利食いは意識されるものの、積極的にショートを仕掛けてくる動きは限られそうだ。本日も海外勢のフローは限られるものの、昨日の動きを見る限り、これまでグローバルの景気後退懸念からポジションを取ってこなかった機関投資家などの資金流入への思惑も高まりやすいところ。
■日本アンテナ、23/3予想 営業損失▲11.70億円
日本アンテナ<6930>の2022年3月期業績は、営業損益が12.99億円の赤字(前の期は2.84億円の黒字)だった。2023年3月期業績は、営業損益が11.70億円の赤字を計画。通信アンテナは通信モジュール用アンテナが期初の想定に及ばず、官需向けデジタル無線用アンテナは前期の需要からの反動減の影響が継続した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26781.68、+176.84)
・NYダウは上昇(33212.96、+575.77)
・ナスダック総合指数は上昇(12131.13、+390.48)
・シカゴ日経先物は上昇(27140、大阪比+330)
・1ドル=127.10-20円
・SOX指数は上昇(3115.35、+120.74)
・VIX指数は低下(25.72、-1.78)
・米原油先物は上昇(115.07、+0.98)
・米長期金利は低下
・米国景気の拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・旭化成<3407>22?24年度のVB投資3割増、新事業の創出積極化
・森六<4249>多層CNTを均等分散、技術開発、中間加工体を提案
・ダイヘン<6622>EV充電時間3分の1に、最大出力180kW対応型投入
・愛知製鋼<5482>特殊鋼材・鍛造品値上げ、鉄スクラップなど高騰で
・エイチワン<5989>日立ハイテクとアルミホットスタンプで協業
・ファインシンター<5994>タイに新工場、駆動部品2拠点体制
・コマツ<6301>インドネシアにHV建機投入、原油高騰で勝算
・リンナイ<5947>100%水素の家庭用給湯器開発に成功
・横河電機<6841>ドコモと5G遠隔制御に成功、疑似プラント設備で実証
・ファナック<6954>デジタルツイン強化、高速シミュレーションで実機並み検証結果
・NEC<6701>グローバル5Gを商用出荷、23年度にも黒字化
・三菱ケミHD<4188>中国で黒鉛負極材増産、リチウム電池長寿命化
・東洋紡<3101>コラーゲン使用人工骨、来月出荷
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月有効求人倍率(予想:1.23倍、3月:1.22倍)
・08:30 4月失業率(予想:2.6%、3月:2.6%)
・08:50 4月鉱工業生産(前月比予想:-0.2%、3月:+0.3%)
<海外>
・10:30 中・5月製造業PMI(予想:49.0、4月:47.4)
・10:30 中・5月非製造業PMI(予想:45.0、4月:41.9)
・10:30 豪・1-3月期経常収支(予想:+132億豪ドル、10-12月期:+127億豪ドル)
<ST>
■株式見通し:想定内の一服、市場の関心は祝日明け後の米国市場の動向に
■日本アンテナ、23/3予想 営業損失▲11.70億円
■前場の注目材料:旭化成、22?24年度のVB投資3割増、新事業の創出積極化
■想定内の一服、市場の関心は祝日明け後の米国市場の動向に
31日の日本株市場は、利食い優勢のなか次第にこう着感が強まりそうである。30日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場だった。昨日の日経平均は一時600円を超える上昇で27400円を回復する場面も見られており、本日は大幅上昇に対する利食いの動きが意識されやすいだろ。もっとも祝日明け後の米国市場の動向を見極めたいこともあり、想定内の一服といったところだ。
また、本日は月末に伴う需給面での影響も若干ながら警戒されやすいところではある。昨日は月末に伴うインデックス買いの動きが入ったと見られていたが、本日はMSCIのリバランスが大引けで行われる。売り対象となる銘柄については、想定内ではあるものの売りを警戒した動きに向かいやすいと見られる。ただし、需給イベントが通過した後は押し目狙いの対象となる可能性もあると見られ、足元でのセンチメント改善に伴う需給が下支えとして意識されそうだ。
また、市場の関心は祝日明け後の米国市場の動向であり、リバウンド基調が継続するかが注目されやすい。そのため、日中はグローベックスの米株先物の動きなどを睨みながらの相場展開に向かわせやすいだろう。米株先物が弱い動きを見せてくる局面においては、短期的にはショートの動きが強まる可能性はある。一方で昨日の大幅高によってこれまでの抵抗線で出来高が積み上がって27000円水準を明確に上放れてきており、需給状況は改善していることから、弱含む場面では押し目待ちの買いも入りやすいと考えられる。
日経平均は昨日の上昇で4月21日の高値27580円辺りが次のターゲットとして意識されてきており、利食いから27000円に接近する局面においては、その後のリバウンドを狙った買いの動きが強まる可能性はあるだろう。また、31日の米国市場では年金のリバランスに伴う買い需要が見込まれている。足元のリバウンドによって大量の買いは期待しづらいものの、需給面で安心感に繋がる可能性が意識されやすい。そのため、利食いは意識されるものの、積極的にショートを仕掛けてくる動きは限られそうだ。本日も海外勢のフローは限られるものの、昨日の動きを見る限り、これまでグローバルの景気後退懸念からポジションを取ってこなかった機関投資家などの資金流入への思惑も高まりやすいところ。
■日本アンテナ、23/3予想 営業損失▲11.70億円
日本アンテナ<6930>の2022年3月期業績は、営業損益が12.99億円の赤字(前の期は2.84億円の黒字)だった。2023年3月期業績は、営業損益が11.70億円の赤字を計画。通信アンテナは通信モジュール用アンテナが期初の想定に及ばず、官需向けデジタル無線用アンテナは前期の需要からの反動減の影響が継続した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26781.68、+176.84)
・NYダウは上昇(33212.96、+575.77)
・ナスダック総合指数は上昇(12131.13、+390.48)
・シカゴ日経先物は上昇(27140、大阪比+330)
・1ドル=127.10-20円
・SOX指数は上昇(3115.35、+120.74)
・VIX指数は低下(25.72、-1.78)
・米原油先物は上昇(115.07、+0.98)
・米長期金利は低下
・米国景気の拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・旭化成<3407>22?24年度のVB投資3割増、新事業の創出積極化
・森六<4249>多層CNTを均等分散、技術開発、中間加工体を提案
・ダイヘン<6622>EV充電時間3分の1に、最大出力180kW対応型投入
・愛知製鋼<5482>特殊鋼材・鍛造品値上げ、鉄スクラップなど高騰で
・エイチワン<5989>日立ハイテクとアルミホットスタンプで協業
・ファインシンター<5994>タイに新工場、駆動部品2拠点体制
・コマツ<6301>インドネシアにHV建機投入、原油高騰で勝算
・リンナイ<5947>100%水素の家庭用給湯器開発に成功
・横河電機<6841>ドコモと5G遠隔制御に成功、疑似プラント設備で実証
・ファナック<6954>デジタルツイン強化、高速シミュレーションで実機並み検証結果
・NEC<6701>グローバル5Gを商用出荷、23年度にも黒字化
・三菱ケミHD<4188>中国で黒鉛負極材増産、リチウム電池長寿命化
・東洋紡<3101>コラーゲン使用人工骨、来月出荷
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月有効求人倍率(予想:1.23倍、3月:1.22倍)
・08:30 4月失業率(予想:2.6%、3月:2.6%)
・08:50 4月鉱工業生産(前月比予想:-0.2%、3月:+0.3%)
<海外>
・10:30 中・5月製造業PMI(予想:49.0、4月:47.4)
・10:30 中・5月非製造業PMI(予想:45.0、4月:41.9)
・10:30 豪・1-3月期経常収支(予想:+132億豪ドル、10-12月期:+127億豪ドル)
<ST>